韓国勢、今季米国女子ツアーで“メジャー無冠”の危機…「全英女子オープン」制覇なるか

2021年08月18日 ゴルフ #米国女子ツアー

2021シーズンの米国女子ツアーのメジャー最終戦となる「全英女子オープン」(AIG女子オープン)が、来る8月19日(日本時間)から22日にかけて行われる。

英スコットランドのカーヌスティゴルフリンクス(パー72、6850ヤード)で行われ、賞金総額450万ドル(日本円=約49億2826万円)がかかった今大会は、韓国勢にとってはプライドがかかった今季最後のメジャー大会となる。

米国女子ツアーにおいて、韓国勢は2011年以降からメジャー大会で一度も優勝を逃したことがない。この10年間には最大3つのメジャータイトルを獲得したシーズンが3回もあるほど、韓国女子ゴルファーは常に世界の舞台のトップにいた。

しかし、今シーズンの韓国勢は米国女子ツアーであまり振るわない。現在まで行われた21大会でわずか3勝(パク・インビ、キム・ヒョージュ、コ・ジンヨン)にとどまり、メジャー大会に至っては1勝もできていない。ややもすればメジャー“無冠”に終わる可能性も少なくない。

(写真提供=KLPGA)パク・インビ

シーズン最初のメジャー大会「ANAインスピレーション」はパティ・タバタナキット(21)が優勝し、「全米女子オープン」は笹生優花(20)、「KPMG女子PGA選手権」はネリー・コルダ(23)が制した。

7月の「アムンディ エビアン選手権」ではイ・ジョンウン6(25)が首位を走っていたが、最終日にミンジー・リー(25)に逆転され優勝を逃した。

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世界2位コ・ジンヨンは欠場

今回の「全英女子オープン」は、韓国勢では朴セリ(43)が2001年に初優勝して以降、2005年にジャン・ジョン(41)、2008年と2012年に申ジエ(33)、2015年にパク・インビ(33)、2017年にキム・インキョン(33)が優勝トロフィーを手にしてきた。

同大会がメジャー大会に昇格した2001年から現在まで、韓国勢はアメリカ勢(3勝)やイギリス勢(2勝)、台湾勢(2勝)をはるかに上回る最多の6勝を挙げている。

今大会には韓国勢から13人が出場。東京五輪に出場した世界ランキング3位のパク・インビと4位のキム・セヨン(28)をはじめ、17位イ・ジョンウン6、20位ユ・ソヨン(31)、32位エイミー・ヤン(32、韓国名:ヤン・ヒヨン)、40位チョン・インジ(27)、44位パク・ソンヒョン(27)、46位キム・アリム(25)、53位ホ・ミジョン(31)、90位チ・ウンヒ(35)、94位チェ・チェラ(30)、96位イ・ミヒャン(28)、215位カン・ヘジ(30)がメジャー制覇に挑む。

(写真提供=KLPGA)キム・セヨン

一方、パク・インビらと同じく東京五輪に出場した2位コ・ジンヨン(26)と7位キム・ヒョージュ(26)は、今大会には出場しない。

大会が行われるカーヌスティゴルフリンクスは、米国男子ツアーの「全英オープン」が開かれる10コースのうちの一つで、最近では2007年と2018年に「全英オープン」、2011年に「全英女子オープン」が開催された。

同会場は海に隣接したリンクスコースの特性上、風がプレーに影響を及ぼす可能性が高い。全18ホールには合計112個のバンカーが配置されているなど、難易度の高いコースだ。

カーヌスティゴルフリンクスで行われた2011年の「全英女子オープン」では、エイミー・ヤンが4位タイ、パク・インビが7位タイの成績を収めていた。

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