「Z世代が韓国スポーツの希望と未来を作った」
大韓体育会は8月8日、東京メインプレスセンター(MPC)カンファレンスホールで開かれた決算記者会見で、2020東京五輪を振り返った。
韓国選手団は今大会に29種目、354人が出場。 金メダル6個、銀メダル4個、銅メダル10個で総合14位につけた。 金メダル7個で総合10位になるという目標には及ばなかった。
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伝統的に強かったレスリング、テコンドー、射撃で金メダルを一つも獲得できなかったのは痛恨だった。
イ・ギフン大韓体育会長は、「目標を達成できなかったのは残念だ。社会は変化しているのに、能動的に対処できていなかった。 そのような部分は改善されていない。 また、常に優勢だった種目には緩んだ考えがあったと思う」と指摘した。
続いて「帰国したら関係者、専門家らと聴聞するつもりだ。 慣習的にしては維持できない。 安住してはいけない。根本的にすべての問題をともに省察し、改善案を作成しなければならない」と強調した。
チャン・インファ選手団長も「テコンドー、柔道、レスリング、射撃でノーゴールドと振るわなかった。 3年後のパリ五輪で名誉挽回のために、既存の練習方式の長所と補完点を把握し、先進的なトレーニングシステムと科学的な練習方式を導入する」と説明した。
ただ、収穫もあった。
体操のヨ・ソジョン、卓球のシン・ユビン、水泳のファン・ソンウなど、いわゆる「Z世代」と呼ばれる若い選手たちの躍進だ。
種目の多様化も成し遂げた。陸上のウ・サンヒョクが走り高跳びで4位に入り、近代五種やクライミングというこれまで韓国に馴染みがなかった競技でも可能性を発展できた。
イ・ギフン会長は「若い選手が多く発掘され、種目も多角化した。これからはどのように管理して選手を育てるかということが、課題になるだろう」と力を込めた。
チャン団長も「堂々とした10代の選手たちが大舞台で国民を魅了した。Z世代が韓国スポーツの希望と未来を作っている。今大会の最高の結果だ」と力を込めた。
ナショナルトレーニングセンターである鎮川(ジンチョン)選手村のシン・チヨン長は「今回メダルを取った選手はみんな若い。 実は2012年ロンドン大会以後、エリートスポーツが下り坂をたどっていると思っていた」としながらも「今は上昇曲線に変わったと思う。現場の雰囲気も変わっている。準備さえうまくできれば、3年後のパリ五輪では良い競技力を発揮できるだろう」と希望を口にした。
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