韓国Kリーグ1(1部)の蔚山現代(ウルサン・ヒョンデ)は7月16日、韓国代表経験のあるMFユン・イルロク(29)をフリーで獲得したことを発表した。
ユン・イルロクは蔚山現代加入に際し、「指導してくださった監督、ともにプレーした同僚のいるチームに来ることができて嬉しい。KリーグやFAカップの優勝経験はあるが、まだアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)の優勝経験はない。蔚山現代のACL2連覇と16年ぶりのKリーグ優勝を助けたい」と抱負を語っている。
蔚山現代は、瞬間的な突破と優れた戦術理解度、豊富な運動量でチャンスを演出するユン・イルロクが、シーズン後半の優勝争いに大きく貢献してくれることを期待している。なお、蔚山現代はACL決勝トーナメント1回戦で川崎フロンターレと対戦する。
1992年3月生まれのユン・イルロクは、2011年に当時1部の慶南(キョンナム)FC(現2部)でプロデビュー。その後、2013年から5年間FCソウルでプレーし、2018年に横浜F・マリノスへ加入。同年シーズンはJ1リーグで16試合に出場した。
2019年は済州(チェジュ)ユナイテッドにレンタル移籍で加入し、34試合で11ゴール3アシストをマーク。シーズン終了後、2020年1月16日にマリノスと両者合意のもと契約を解除し、翌17日にリーグ・アンのモンペリエに移籍した。ただ、モンペリエでは1シーズン半で公式戦通算18試合の出場にとどまり、今年6月に退団が発表されていた。
代表では、2009年U-17W杯、2010年U-19アジア選手権、2011年U-20W杯と着実に世代別代表を経験。2013年7月に行われた東アジアカップでA代表に初選出されると、同月20日のオーストラリア戦でA代表デビュー。28日の日本戦でA代表初ゴールを記録した。2014年仁川(インチョン)アジア大会に出場したU-23韓国代表にも選ばれ、金メダル獲得により兵役を免除されている。
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