元ガンバ大阪の韓国代表FWファン・ウィジョ(28、ボルドー)が売りに出される見通しだ。韓国メディア『OSEN』が伝えている。
同メディアによると、フランス現地メディアが「ボルドーが今夏の移籍市場で主力選手を売却し、4100万ユーロ(日本円=約53億4170万円)を確保する計画だ」と報じたという。
続けて、「新たにチームを買収したジェラール・ロペスは財政安定のため、ファン・ウィジョをはじめとする主力選手を移籍させ、チームの安定を取り戻そうとしている」と伝えられたようだ。
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ファン・ウィジョは去る2019年夏にガンバ大阪からボルドーに移籍した後、2シーズンで公式戦通算63試合に出場、18ゴール5アシストを記録。特に、2020-2021シーズンは12ゴールでチーム得点王になるなど、主力フォワードとして定着している。
現在は東京五輪に出場するU-24韓国代表にオーバーエイジ枠で選出されているため、大会が終わり次第、去就に決着がつくものと見られている。
破産危機を辛うじて脱したボルドーだが、依然として財政的な負担は大きい。昨季は負債が8000万ユーロ(約104億2204万円)まで膨れ上がり、法定管理を申請。去る7月2日には2部に暫定降格となっていた。ただ、リールの元オーナーでルクセンブルクの実業家であるロペス氏が買収計画を発表したことで、控訴の末に2部降格を免れていた。
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