日本がファイナルラウンド進出の一方で…女子バレー韓国代表、VNLをわずか“3勝”の15位で終了

女子バレー韓国代表が悔しさを残して大会を去った。

【関連】韓国の主力だった“美人姉妹”、海外で選手続行はアリか

ステファノ・ラバリニ監督率いる韓国は、6月21日(日本時間)に行われたFIVBバレーボールネーションズリーグ(VNL)予選15日目でオランダと対戦し、セットカウント2-3(20-25、25-23、18-25、25-22、12-15)で敗れた。

平均身長でオランダより7センチも劣る韓国だが、戦いぶりは悪くなかった。パク・ジョンア(28、韓国道路公社ハイパス)が23得点と爆発すると、キャプテンのキム・ヨンギョン(33)が20得点、イ・ソヨン(26、KGC人参公社)も18得点と続くなど、息を吹き返したアタックが接戦を生んだ。

最終セット中盤ではパワーゲームで遅れを取ったが、FIVBランキング8位のオランダに劣らないパフォーマンスを披露した。

東京五輪を前に厳しい現実

韓国は約5週にわたって行われた今大会で、3勝12敗の勝率20%を記録。参加国16カ国中15位で大会を終えた。順位表で韓国より下の国はタイが唯一だ。

元々結果よりも組織力の構築を重視した大会だったとはいえ、連敗に次ぐ連敗は選手たちにネガティブな影響を与えかねない意味で残念とも言える。

何より、タイやセルビア、カナダに勝利した一方、東京五輪で同グループを戦う日本、ドミニカ共和国、ブラジル相手に完敗したことが惜しい。3カ国との試合のセットカウントはいずれも0-3だった。日本とブラジルはファイナルラウンド進出まで果たしている。

東京五輪で再戦する韓国にとって、これらの相手はメダル獲得に向けて立ちはだかる存在に違いない。VNLでの完敗を繰り返さないためにも、大会まで残された1カ月の間に補完が急がれる。

(写真提供=KOVO)キム・ヨンギョン

ただ、成果もある。ラバリニ監督は大会通じてアタックでキム・ヨンギョンに依存せず、パク・ジョンアやイ・ソヨン、ピョ・スンジュ(28、IBK企業銀行アルトス)、チョン・ジユン(20、現代建設ヒルステート)ら多くの選手を活用した。

以前までの主力だったエースのイ・ジェヨン(24)が不祥事によって離脱したなか、解決策を見出すためにあらゆる策を講じた。多少の浮き沈みがあったとはいえ、大半の選手はそれなりの可能性を見せつけた。

大会を終えた代表チームは22日に帰国し、1週間の隔離期間を経て、韓国バレーボール協会と協約を交わした慶尚南道(キョンサンナムド)河東(ハドン)郡に移動。その後1週間のコホート隔離(集団隔離)を行い、新型コロナウイルス検査を受けて忠清北道(チュンチョンブクト)鎭川(チンチョン)の選手村に入村。東京五輪に向けた最後の練習に突入する。

前へ

1 / 1

次へ

RELATION関連記事

RANKINGアクセスランキング

PHOTO写真

TOPIC「BTS」特集