ベトナム代表率いる韓国人監督が“辞任説”を否定…「YouTuberの嫌悪助長」「推測性報道」に困惑

2021年06月15日 サッカー
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サッカーベトナム代表を率いるパク・ハンソ監督が、2022年カタールW杯アジア2次予選を最後に辞任するという推測性の報道に困惑している様子だ。

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パク監督は現在、UAEで行われているカタールW杯アジア2次予選グループGの日程を消化している。

ベトナムはUAEとの最終戦を前に5勝2分の勝ち点17を確保し、グループ首位を走っている。2位のUAE(勝ち点15)より2ポイントリードしているため、直接対決で引き分けても首位での最終予選進出が可能だ。

敗れた場合でも進出の可能性は高い。2次予選では各グループ2位国のうち、成績上位の5カ国が最終予選に進むことができる。ベトナムの現在の成績であれば、2位国の間でも上位に入るものとみられる。

パク・ハンソ監督

ところが、パク監督に突然辞任の可能性が浮上した。パク監督が6月12日のマレーシア戦後、記者会見で「ベトナムですべきことはそこまでだと考えている」と発言したことが発端となった。

これは、最終予選進出の可能性が9割方超えた状況で、「ほぼ(進出が)成し遂げられた」という趣旨の発言だった。

ベトナムは2017年10月にパク監督が就任して以降、U-23アジア選手権準優勝を皮切りにジャカルタ・アジア大会4強、AFF(東南アジアサッカー連盟)スズキカップ優勝、アジアカップ8経などを達成し、アジアの新たな強豪として浮上した。パク監督としては、これ以上達成するものがないとみるのは当然ともいえる。

そのような趣旨の発言だったが、突如として辞任の雰囲気が形成された。

ベトナム嫌悪コンテンツを制作して再生回数を稼ぐ一部のユーチューバーは、刺激的なサムネイルを用いてパク監督の辞任を既成事実化した。なかには“爆弾発言”という表現も登場し、パク監督とベトナムサッカー協会が対立しているかのような歪曲した映像も出てきた。

さらには日韓関係まで持ち出し、嫌悪を極大化させようとする動きも見られたほか、一部のメディアが十分な確認もしないままパク監督辞任報道を行った。このため、6月13日にはパク監督側の立場を確認しない推測性の報道が複数見られた。

「こうした世論は選手に影響を及ぼしかねない」

結局、パク監督のエージェント会社DJマネジメントが13日午後、報道資料を通じて次のように釈明した。

「現在まで収めた成績に対する肯定的な自評だ。契約期間が来年1月までという状況で、ベトナム代表監督として挙げられる成績が現実的に最終予選進出だったため、これまでの成績に対する満足の発言だった」

「加えて、過度に高まることもあり得る期待感や自慢への警戒もある。最終予選でも挑戦者の立場で謙虚に試合を準備しなければならないが、このような世論が選手にも影響を及ぼしかねないため、もう少し現実的に状況を見守る必要性があるという意味で述べた」

「パク・ハンソ監督は2022年1月まで予定されている契約期間を忠実に履行したいと思っている。契約書に明示された交渉期間に従い、道理に従って進退を決める」

パク監督は翌年1月の契約終了後に延長オプションを発動できるが、現状であればベトナムサッカー協会がパク監督を手放す可能性は低い。

ベトナムでの成功神話が全国民の関心の的になってから、パク監督はここ数年間、根拠のないデマに悩まされている。十分に確認されていない情報が乱舞し、大衆も判断の根拠を見出せず、何でもないことが誇大化されて拡散されることを繰り返されている。今回の事件も延長線上にある。

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