元阪神タイガースのオ・スンファン(38、サムスン・ライオンズ)が、韓国プロ野球初の300セーブを達成した。
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オ・スンファンは4月25日、KIAチャンピオンズフィールドで行われたKIAタイガースとの3連戦最終日で3-2とリードして迎えた9回裏にクローザーとして登板し、1安打1奪三振無失点の好投でセーブを加えた。
2005年4月27日のサムスン対LGツインズ戦で初セーブを記録して以降、満16年まで2日を残し、前人未到の300セーブ達成に成功した。
オ・スンファンは昨年6月16日の斗山(トゥサン)ベアーズで日米韓通算400セーブを達成、さらには、同年8月14日の斗山戦で通算408セーブ目を挙げ、元中日ドラゴンズの岩瀬仁紀(46、通算407セーブ)の持つアジア記録も塗り替えた。
これまで、韓国プロ野球においてセーブ関連記録にはオ・スンファンの名前が常に登場してきた。
オ・スンファンはセーブ王を計5回(2006年、2007年、2008年、2011年、2012年)、1シーズン最多セーブを計2回(2006年、2011年にそれぞれ47回)、1シーズン40セーブ以上を計3回(2006年、2007年、2011年)達成したほか、28試合連続セーブ(2011年7月5日のSKワイバーンズ戦から同年12月4日のハンファ・イーグルス戦)を記録した。
デビュー後180試合目となる2007年9月18日のKIA戦で100セーブを挙げたオ・スンファンは、2011年8月12日のKIA戦で最年少(29歳28日)、最少試合(334試合)での200セーブも果たした。
オ・スンファンは奇遇にも、通算100セーブ、200セーブ、300セーブのいずれもKIA戦で成功した。
現在まで韓国プロ野球で250セーブを達成した選手は、オ・スンファン以外にソン・スンラク(39、通算271セーブ)、元東京ヤクルトスワローズのイム・チャンヨン(44、計258セーブ)の計3人だけだ。
プロデビュー16年目、497試合目にして300セーブを達成したオ・スンファンは今後、登板するたびに記録を更新し続けるレジェンド中のレジェンドとなった。
オ・スンファンは300セーブ達成に際し、球団を通じて「300セーブを達成するまでの間、応援してくださったファンの皆さまに感謝する。これまでともに練習してきた先輩や後輩、同僚のおかげで記録を達成できた」と感想を語った。
また、最も記憶の残るセーブについては「しばらくは今日のセーブが一番記憶に残りそうだ」とし、「次は日米韓通算500セーブに挑戦してみたい。後輩たちが自分の記録に挑戦できるよう、できるだけ多くのセーブ記録を立てたい」と付け加えた。
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