元阪神オ・スンファンは投手1位、韓国プロ野球の年俸ランキング首位は“82年組”のベテランが独占

ともに1982年生まれのオ・スンファンとチュ・シンスが、今季の韓国プロ野球最高年俸者に浮上した。

韓国野球委員会(KBO)は3月4日、今季のKBOリーグ選手団登録現況とともに年俸を公開し、「所属選手532人の平均年俸は1億2273億ウォン(約1200万円)で、昨年の1億4448万ウォン(約1400万円)から15.1%も減少した」と発表した。

年俸総額は652億9000万ウォン(約65億2900万円)で、こちらも昨年より86億8000万ウォン(約8億6800万円)も減少している。韓国プロ野球の各球団は育成重視が進んでおり、平均年齢が27.3歳から27.1歳と低くなったため、平均年俸も比例して減少したと分析した。

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にもかかわらず、選手として晩年に突入した選手が今季のKBO最高年俸者となっているそうだ。それは米メジャーリーグから帰還したチュ・シンスだ。

韓国プロ野球に復帰したチュ・シンス

2位に2倍近い数字

チュ・シンスはSSGランダース(元SKワイバーンズ)に入団し、年俸27億ウォン(約2億7000万円)の契約を交わした。

この額は昨シーズンまで25億ウォン(約2億5000万円)で“年俸キング”だったロッテ・ジャイアンツのイ・デホ)を上回り野手部門1位、そしてKBOリーグ歴代年俸最高額の新記録を打ち立てた。

そして年俸ランキング2位のヤン・ウィジ(NCダイノス)と、パク・ビョンホ(キウム・ヒーローズ)が受け取る15億ウォン(約1億5000万円)の2倍近い金額をもらうこととなっている。

サムズアップをするチュ・シンス

チュ・シンスの加入で、SSGランダースの平均年俸も一気にはね上がった。計56人の選手が登録されているSSGランダースの平均年俸1億7421万ウォン(約1700万円、新人と外国人選手を除く)は、10球団の中で最も高額だ。昨年の1億4486万ウォン(約1450万円)よりも20.3%増加した数値だ。

もちろん、フリーエージェントで獲得したチェ・ジュファンの影響も少なくない。チェ・ジュファンの今年の年俸は6億5000万ウォン(約6500万円)で、KBOリーグに登録された選手の中で20番目に高い額だ。

元阪神オ・スンファンが投手部門1位

一方、チュ・シンスと同い年で、元阪神タイガースで現サムスン・ライオンズのオ・スンファンは、投手部門の“年俸キング”となった。

昨年まではKIAタイガースのヤン・ヒョンジョンが23億ウォン(約2億3000万円)で最高年俸を受け取っていたが、今季からメジャーリーグへと飛び立ったため、その座をオ・スンファンが引き継ぐこととなった。オ・スンファンの今季の年俸は11億ウォン(約1億1000万円)だ。

(写真提供=サムスン・ライオンズ)オ・スンファン

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