米国大学バスケ(NCAA)1部のデイビッドソン大学でスコアラーとして活躍中のイ・ヒョンジュン(20)が帰国した。
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去る3月のナショナル・インビテーション・トーナメント(NIT)を最後にシーズンを終えたイ・ヒョンジュンが、4月3日に韓国に帰国した。
イ・ヒョンジュンは「まだ学期は終わっていないが、新型コロナウイルス感染症の影響でオンラインで講義を受けていることもあり、学校と相談して早めに帰国した」と明かした。
2000年10月生まれのイ・ヒョンジュンは、韓国人初のNBAプレーヤーであるハ・スンジン(35、元ポートランド・トレイルブレイザーズ)を高校時代に指導した監督の父と、1984年ロサンゼルス五輪で銀メダルを獲得した元女子バスケ韓国代表の母を持ち、主にシューティングガードやスモールフォワードをこなす選手だ。
イ・ヒョンジュンの通うデイビッドソン大学は米ノースカロライナ州に位置しており、NCAA1部リーグのアトランティック10カンファレンスに属している。同大学はNBA界最高のシューターと名高いステフィン・カリー(32、ゴールデンステート・ウォリアーズ)を輩出したことで有名だ。
イ・ヒョンジュンは初年度の2019-2020シーズンをプレータイム平均20.9分の8.4得点で終えた。すると翌2020-2021シーズンは平均29.9分プレーし、平均13.5得点とチームの中心選手に浮上した。
韓国に帰国後、京畿道(キョンギド)楊平(ヤンピョン)の自宅で隔離中のイ・ヒョンジュンは、オンラインで講義を受けて残りの学事日程を消化する予定だという。そんななか、4月5日の朝に本紙『スポーツソウル』との電話インタビューに応じてくれた。
以下、イ・ヒョンジュンとの一問一答。
―予想よりも早く帰国したが、シーズンを終えた今の心境は。
昨シーズンと比べ全般的に満足の行く1年だったが、残念な部分も多かった。もう少し記録を維持できれば良かったが、浮き沈みがあった。足りない点を見つけたことで満足している。
―来シーズンのために必要なことはあるか。
学校を出発する前にボブ・マキロップHC(ヘッドコーチ)とミーティングをした。ヘッドコーチは僕に来シーズンのポイントガード役を注文してくださった。また、守備ももっと良くならなければならないと話してくださった。単純なシューターではなく、1対1の能力も備えなければならないということなので、準備しなければならないだろう。
―誰とどうやってトレーニングをする計画なのか。
アメリカに行く前からキム・ヒョボムコーチ(37、元プロバスケ選手)とトレーニングをしてきた。自分がアメリカにいるときも、試合が終わるたびにオンラインを通じてフィードバックしてくれた。また、オーストラリアに渡る前からウェイトトレーニングを指導してくれたカン・ソンウコーチと身体作りに努める計画だ。
―正確な身長と体重が知りたい。
アメリカで裸足で身長を測ってみたところ、201センチだった。体重は現時点で90キロだ。もっと体重を増やさなければならない。シーズン前は94キロだった。
―今シーズン、テキサス大学などNCAAの強豪と対戦してみてどうだったか。
強いチームとの対戦時は僕の記録があまり良くなかった。守備がタイトだった。思い通りにならない試合が多く、一人でイライラしていた。強い相手にスクリーンでチャンスを作るには限界がある。1対1の能力を身に着け、独力で得点すべきと感じだ。特に、テキサス大学の選手は皆背が高く、スクリーンをしてもすぐにスイッチされたので、シュートを打つのが簡単ではなかった。
―2週間の隔離期間は何をするのか。
まだ何をするかは決めていない。一応、十分に休みを取りたいが、来シーズンの準備も重要だ。僕はこれまでバスケ以外の趣味がなかったが、アメリカに行って趣味が必要であることを知った。シーズン中、試合をこなしながら雰囲気を変えるレジャー活動が必要だと実感したんだ。この機会に適切なものを見つけたい。釣りとかにも行ってみたい。
―韓国に親しい友達はいるのか。
原州(ウォンジュ)DBプロミのイ・ジュンヒ(20)や、高麗大学のムン・ジョンヒョン(19)らが親しい友人だ。一番してみたいのは友達との旅行だ。時間を作るのは容易ではないが、1泊2日でもやってみたい。
―個人的に好きなNBAチームは?
ゴールデンステート・ウォリアーズだ。幼いころからロールモデルにしていたステフィン・カリーとクレイ・トンプソン(31)がいる。自分によく合うチームがあるとしたら、雰囲気はマイアミ・ヒートだ。ジミー・バトラー(31)のリーダーシップを学んでみたい。
NBAの専門家はシーズン直後、イ・ヒョンジュンを「ドラフト可能なNCAAの108位の選手」と評価している。NBAが30チームであることを考慮すれば、3~4巡目に入る。
このため、イ・ヒョンジュンがドラフトで1~2巡目に入るには、さらにワンランク進化した姿を見せなければならない。イ・ヒョンジュンの夢は徐々に現実へ近づいている。
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