元ガンバ大阪ファン・ウィジョが語る「欧州2年目を過ごす心境」と「1年ぶり代表戦への意気込み」

リーグ・アンで厳しい2年目を過ごす韓国代表FWファン・ウィジョ(28、ボルドー)が、Aマッチ2連戦への意気込みを明かした。

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11月11日、ファン・ウィジョは韓国サッカー協会を通じて「1年ぶりに招集された。久しぶりに代表チームメイトに会えて楽しい。良いパフォーマンスと結果でファンに応えたい」と語った。

去る2018年、U-23韓国代表のオーバーエイジ枠として参加したジャカルタ・アジア大会で並外れた得点感覚を発揮し、9ゴールで大会得点王に輝いたファン・ウィジョ。

昨年6月のイラン戦で得点を決め、喜びを爆発させるファン・ウィジョ

以降、彼はA代表不動のストライカーに生まれ変わった。昨年はAマッチ14試合で6ゴールを決め、韓国代表最多スコアラーになるなど、自身の役割をまっとうした。

そして今回、約1年ぶりにA代表が完全体で集結したなかで、再びファン・ウィジョのゴールが見られるかに注目が集まっている。

本職以外での起用にも前向きなファン・ウィジョ

所属クラブで奮闘を続けるファン・ウィジョ自身にとっても、重要なAマッチ2連戦だ。

昨シーズンにガンバ大阪から欧州へ進出した彼は、ボルドーで主にウィンガーとして出場機会を確保。欧州1年目はリーグ24試合に出場し、6ゴールという結果に終わった。

しかし、今シーズンはここまで9試合1アシストを記録したのみで、未だ得点がない。また、ポジションも昨シーズンに引き続き本職のセンターフォワードよりサイド起用が多い。

こうした状況でも、ファン・ウィジョは「ウィンガーとして多くのことを学んでいる」と前向きだ。

(写真提供=韓国サッカー協会)ファン・ウィジョ

ファン・ウィジョは「所属クラブと代表のどちらも、監督がはっきりと望んでいることがある。(起用ポジションが固定しないことで)混乱するより、自分にできることを模索し続けることが重要だ」と強調。

「ディフェンスラインの間でできるだけパスを受け、後方のスペースを利用しようと努力している。チャンスがあればドリブルやシュートも積極的に試みたいが、うまく行くとき、行かないときがある。ウィングとしてプレーしながら、そういったことを学んでいる」と、現状をポジティブに捉えていた。

「国を代表してプレーすることに責任感を」

代表キャプテンを務めるソン・フンミン(28、トッテナム)と同い年のファン・ウィジョは、いつの間にかA代表の中でも年上の部類になった。

“後輩たちへの助言”を問われたファン・ウィジョは、「助言というより、国を代表してプレーすることに大きな責任感を感じなければならない。そういう意義をもって、試合に臨んでほしい」と語った。

ソン・フンミン(左)とファン・ウィジョ(写真は2018年ジャカルタ・アジア大会)

今回、韓国代表はメキシコ代表及びカタール代表と対戦する。そのうち、カタール代表は過去、ファン・ウィジョに辛い記憶を残した相手でもある。

ファン・ウィジョは昨年1月、カタール代表とのアジアカップ準々決勝に出場。当時、ファン・ウィジョは相手のゴールネットを揺らし一時歓喜に沸いたが、オフサイドの判定によって得点が認められず。結局、韓国は0-1で敗れ、早々に大会を去ることになった。

ファン・ウィジョは当時を振り返って「アジアカップは個人的にとても悔しかった。カタールに勝てていればもっと良い成績を出していたはず」とし、「今回こそ必ず勝利し、あのとき負けた苦い記憶を良い記憶に変えたい」と力強く決意した。

韓国代表は来る11月15日にメキシコ代表、17日にカタール代表と対戦。試合はいずれもオーストリアで行われる。

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