イ・ガンインがアシストランキングで単独首位浮上も…バレンシアは契約交渉難航で笑えない?

韓国代表MFイ・ガンイン(19、バレンシア)の活躍が妙な気流を生み出している。

【注目】イ・ガンイン、レアルからも獲得オファーがあった?

イ・ガンインは、去る10月24日(日本時間)に行われたラ・リーガ第6節エルチェ戦で0-2とリードされた後半23分から途中出場し、その6分後にトニ・ラトのゴールをアシストした。

ほかにも、短いプレータイムながらチームトップのキーパス数3つも記録した。

これでリーグ3アシスト目となったイ・ガンインは現在、ラ・リーガのアシストランキングで単独首位に立っている。

今シーズンここまで、イ・ガンインが実際にプレーした時間はわずか248分。つまり、82分あたり1アシストを記録していることになる。

(写真提供=Pressinphoto/アフロ)イ・ガンイン

またしても有望株がバレンシアを去る?

ただ、イ・ガンインの活躍を素直に笑えないチームがいる。彼の所属するバレンシアだ。

現在、バレンシアはイ・ガンインとの契約交渉に注力している。2022年にも現行契約が終了するイ・ガンインを引き留めるため、早々に契約延長を提示しているのだ。

だが、イ・ガンインはまだ契約書にサインをしていない。というのも、ハビ・グラシア監督の下で十分な出場機会を得られていないからだ。

イ・ガンインは、チーム全体のパフォーマンスが振るわない現状でも先発に選ばれずにいる。久保建英所属のビジャレアルと対戦した第5節では、5人の交替枠にも含まれなかった。

この雰囲気では、イ・ガンインが移籍を選ぶ可能性を排除することはできない。すでに今夏の移籍市場の時点で、多くのチームがイ・ガンインにラブコールを送っていた。

バレンシアとしては、イ・ガンインの活躍に焦りを感じていることだろう。

バレンシア地元メディア『エル・デスマルケ』は10月26日、「バレンシアは、イ・ガンインがフェラン・トーレスのようにチームを去ることを恐れている」と、イ・ガンインが今夏にマンチェスター・シティへと移籍したトーレスと同じ道を歩む可能性を伝えた。

いくら試合で活躍を見せても信頼を得られない今の状況では、イ・ガンインとしても新天地を探して移籍するしかない。こうした雰囲気を、現地メディアも十分認識しているようだ。

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