韓国プロバレーのVリーグがいよいよ開幕!新シーズンがいつになく注目されているワケ

“過去最大級”のVリーグがやってくる。さまざまな興行要素があるなかで、いつになく熱を帯びたシーズンが予想される。

【写真】韓国代表の美人セッター、「おなかチラ見せ」ショット

2020-2021シーズンの韓国Vリーグは、来る10月17日に開幕を迎える。

女子部は現代建設ヒルステート対GSカルテックス、男子部はソウルウリカード・ウィビー対大韓航空ジャンボスから幕を開ける。

11年ぶりに“女帝”復帰の女子部

今シーズン最大の関心事は、“女帝”キム・ヨンギョンの国内復帰だ。

キム・ヨンギョン(中央)

キム・ヨンギョンは、新型コロナウイルス感染症のパンデミックの中で興国生命ピンクスパイダーズに電撃復帰した。韓国スポーツ界全体のスターといっても過言ではないキム・ヨンギョンが帰ってきたことで、外部からの注目度も大きく高まった。

今月末には有観客試合へと切り替わるだけに、大衆的な認知度を持つキム・ヨンギョンを前面に押し出し、Vリーグのさらなる人気上昇が期待される。

32歳となった今もワールドクラスの実力を維持しているキム・ヨンギョンの復帰で、興国生命は一挙に優勝候補1位に浮上した。エースのイ・ジェヨンが健在で、次世代最高のセッターであるイ・ダヨンもチームに加わっただけに、リーグ戦では“1強”体制を築くものとみられる。

イ・ジェヨン(左)とイ・ダヨン

短期間に多くの試合を行うトーナメントの性格上、変数も多いカップ戦ではGSカルテックスに敗れてしまったが、長期レースのVリーグでは簡単に敗れない可能性が高い。

とはいえ、残りのチームも興国生命の独走をただ見守るつもりはない。

(写真提供=KOVO)10月15日の女子部メディアデーに集った6チームの監督たち

去る10月15日に開かれたメディアデーで、興国生命以外の5チームの監督は「打倒・興国生命」を掲げ、独自の解決策を提示した。

現代建設のイ・ドヒ監督、IBK企業銀行アルトスのキム・ウジェ監督、韓国道路公社ハイパスのキム・ジョンミン監督は、「サーブから強く打たなければならない」とし、強力なサーブを通してレシーブラインを揺さぶることが重要だと説明した。

KGC人参公社のイ・ヨンテク監督は、「我々のチームは高さが優れるため、効果的に相手の攻撃をブロッキングする方法に頭を悩ませている」と明かした。

以前のカップ戦で興国生命を撃破したGSカルテックスのチャ・サンヒョン監督は、「相手選手が一人でも動揺すれば、その選手を集中的に攻略すべきだ」という作戦を持ち出した。

これらを聞き、興国生命のパク・ミヒ監督は発奮。「予想はしていた。予め知らせてくださって感謝する」と戦意を燃やした。

そして、「カップ大会を通じ、チャ・サンヒョン監督がさらに頑張れるきっかけを与えてくれた。もっとよく準備できそうだ。どのチームも対戦するときにはさまざまな準備をする。私たちもそうするだろう。実際、練習試合で勝てなかったチームもいる。プレッシャーを持って試合をすることがどれほど大変なことかをお見せしたい」と、けん制を振り切る意志を示した。

“最弱チーム”のいない男子部

男子部もやはり、し烈な優勝争いが予想されている。

韓国最高のセッターであるハン・ソンスを筆頭に、チョン・ジソク、クァク・スンソクのレフトライン、そして高い実力を持つ外国人選手アンドレス・ビリェナがそろう大韓航空が優勝候補に挙がる。

だが、昨シーズン下位に沈んだ水原KEPCOビッグストームやKB損害保険スターズも充実した戦力補強を行ったため、例年と違い最弱チームがいないという見通しが大半だ。

現代キャピタル・スカイウォーカーズのチェ・テウン監督は「大韓航空の1強で、残りチームはほぼ同列だろう」と予想した。複数の監督は、水原KEPCOとKB損害保険をダークホースに指名した。

(写真提供=KOVO)10月14日の男子部メディアデーに集った7チームの監督たち

政府の社会的距離置き段階緩和に基づき、Vリーグも観客の迎え入れが可能となった。

韓国バレーボール連盟(KOVO)は、各チームとの話し合いを通じ、今月31日の試合から各試合会場総座席数30%の観客を迎え入れる“有観客政策”を実施する。11月からは50%に引き上げる案も検討している。

第1ラウンドを無観客で乗り越えられれば、第2ラウンドはファンとともに呼吸できる時間がやってくる。新シーズンのVリーグは、過去最大級の期待が集まる一年となるはずだ。

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