アジアカップ優勝を目論む韓国、準優勝した4年前とは異なる2つの点

来年1月5日に開幕するアジアカップ本戦に出場する韓国代表23人は、ウリ・シュティーリケ元監督が率いた韓国代表と比較すると、冒険よりも安定を追求している。

ベント監督は12月20日、冬季合宿を行った蔚山(ウルサン)で、アジアカップに臨む最終エントリー23人を発表した。1986年生まれのDFイ・ヨンから、アジア大会金メダル世代である1996年生まれのキム・ミンジェ、ファン・インボム、ファン・ウィチャンなどの若手選手が選ばれた。平均年齢は26.5歳だ。

4年前のアジアカップ・オーストラリア大会で準優勝だった韓国代表の平均年齢(25.8歳)よりも若干高いが、大きな違いはない。

ただ顕著なのは、当時シュティーリケ監督が仁川アジア大会の金メダルメンバーのうち3人(キム・スンギュ、キム・ジンス、パク・チュホ)だけをアジアカップメンバーに選出したことに対し、ベント監督はジャカルタ・アジア大会のメンバーを7人も選んでいる点だ。

シュティーリケ監督は失敗に終わったブラジルW杯メンバーを率いて、むしろ名誉挽回の舞台を作った。一方でベント監督は、上昇気流に乗るアジア大会メンバーに加え、クォン・ギョンウォン、イ・チョンヨン、チ・ドンウォンなどワールドカップに行くことはできなかったが、老練味のある選手をポジションごとに選択した。

ワールドカップメンバーよりも、アジア大会メンバーを重視している点が4年前とは大きく異なる点といえるだろう。

選手たちを見つめるベント監督

ボールポゼッションを重視したシュティーリケ監督は当時、アジアカップ直前の合宿期間に注目した無名のFWイ・ジョンヒョプをサプライズ抜擢した。

しかしベント監督は10日間の冬季合宿に参加した選手のなかで、左サイドバックのキム・ジンス以外に新しい顔を最終エントリーに含まなかった。イ・ジンヒョンとキム・ジュンヒョンを予備エントリーに入れただけで、キム・ジンスを除く残りのメンバーは、過去に一度は招集した選手たちである。

最も違うのは、ゴールゲッターの選択

それは、ベント監督が追求する攻撃的なビルドアップ戦術は短期間で組織的に完成させることが難しいからだ。

前へ

1 / 2

次へ

RELATION関連記事

RANKINGアクセスランキング

PHOTO写真

TOPIC「BTS」特集