バルセロナのハンジ・フリック監督が、FCソウルとの一戦に向けて意気込みを語った。
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フリック監督は7月30日、ソウル鍾路区(チョンノグ)のフォーシーズンズホテルで行われた記者会見に出席し、韓国でのプレシーズンマッチに臨む意気込みを語った。
2010年以来15年ぶりの韓国訪問となるバルセロナは、7月31日にソウルワールドカップ競技場でFCソウル、8月4日に大邱(テグ)スタジアムで大邱FCと対戦する。フリック監督は「韓国に来ることができて嬉しい。空港やホテルで多くのファンが歓迎してくれたことに感謝している。移動が多く疲れもあるが、嬉しい気持ちでスケジュールをこなしている」と訪韓のコメントを伝えた。
今回のプレシーズンマッチではKリーグの2チームと対戦するが、フリック監督は「FCソウルには(ジェシー・)リンガードがいることを知っている。良いチームだ。ただ、チーム内のテストが重要だ。選手たちがもっと上手く過程に進まなければならない」とし、対戦相手と関係なく、チームの準備に集中する考えを示した。
韓国でも注目を集めるのは、今季から新たに背番号10番を背負うラミン・ヤマルの出場可否だ。
27日のヴィッセル神戸戦では前半45分のみプレーした18歳について、指揮官は「ヤマルは本当に素晴らしい選手だ。ともに戦うことができて嬉しい。ヤマルは明日の試合に出場するだろう」としつつ、「すべての試合がテストであり、不足している点や満たさなければならない部分を確認する機会でもある。最善を尽くす試合になるだろう」と語っている。
今季新加入のマーカス・ラッシュフォードとFCソウルのリンガードの“再会”にも注目が集まる。両者はかつてマンチェスター・ユナイテッドでともにプレーした仲で、今回、ソウルの地で再会する可能性がある。フリック監督も「ラッシュフォードは良いプレーを見せてくれて、チームに加わった。今後も素晴らしいパフォーマンスを見せてくれることを期待している」とコメントした。
ドイツ出身のフリック監督はホッフェンハイム、レッドブル・ザルツブルク、バイエルン・ミュンヘン、ドイツ代表など経て、昨年5月にバルセロナの監督に就任した。2024-2025シーズンは就任初年度ながらラ・リーガとコパ・デル・レイで二冠を達成し、その手腕を高く評価されている。
フリック監督は「簡単な道ではないが、前向きに見ている。より多くの成果を挙げるため、準備と努力を重ねている」と、新シーズンのさらなる飛躍を誓った。
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