日本の新型コロナウイルス感染症の拡散が深刻な状況に向かっている。Jリーグ所属の韓国選手も格別の注意が必要な時期だ。
日本の新型コロナウイルスの累計感染者数は4月28日現在、1万4499人と集計された。死者は429人と確認されたが、実際の陽性確認者と死者は公式記録をはるかに上回るとの推測もある。新型コロナウイルス検査が円滑に行われていないうえ、マスクの需給もまともに行われていないという。
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Jリーグ内でも選手に感染者が報告され、シーズンは中断された状態だ。
現在の日本の雰囲気を見ると、Jリーグで活躍している韓国選手の健康状態も憂慮せざるをえない。
Jリーグにはキム・ヨングォン(ガンバ大阪)をはじめ、ナ・サンホ(FC東京)、キム・スンギュ(柏レイソル)ら現職の韓国代表選手が活躍している。
クォン・スンテ(鹿島アントラーズ)、チョン・ソンリョン(川崎フロンターレ)、キム・ジンヒョン(セレッソ大阪)ら韓国代表出身のGKもいる。
J1、J2を合わせると、30人を超える韓国人選手が日本でプロ生活をしている。彼らの大半は日本に滞在し、シーズン再開を待っている。だが、チーム練習は中断された状態だ。選手たちが集まった場合、感染の脅威が高いため、チームとしてのトレーニングは禁止された。
実際、このような時は選手の立場からすると、新型コロナがある程度落ち着いた韓国にいたほうが良い。
韓国と日本は物理的な距離が近いのでその気になればいつでも渡ってくることができるが、チームの事情を考慮すると、離脱は難しい。
Jリーグの事情に詳しいあるエージェントは「当然、韓国に戻ったほうがいいが、チームに他の外国人選手もいたため、個人行動は容易ではない。チームの許可を得なければならないのに、1人だけ韓国に帰るというわけにはいかないじゃないか。気をつけて過ごすしかない状況だ。外出を控えながら健康管理に心掛けている」と説明した。
選手たちは自宅で基礎体力トレーニングをしたり、人の少ない家の近くの公園で走りながら、最大限コンディション維持に集中しているという。
ただ、Jリーグがいつ再開するかは未知数だ。
事実上、社会的麻痺状態のムードに流れているため、Jリーグの再開は考えられない状況だ。韓国でKリーグの開幕日が確定したのとは異なり、日本ではJリーグの開店休業期間が長期化する兆しを見せている。
また、別の関係者も「2カ月以内に再開されるとは思えない。選手たちもこの点を認知している。どうすることもできないので、健康に気をつけながら待たなければならないようだ」と語った。
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