光州(クァンジュ)FCを率いるイ・ジョンヒョ監督(49)が、アウェイで対戦相手のヴィッセル神戸に示した“リスペクト”が話題だ。
光州は3月5日、アウェイの神戸市御崎公園球技場(ノエビアスタジアム神戸)で神戸とのAFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)決勝トーナメント1回戦第1戦を戦い、0-2で敗れた。
クラブ初出場のACLながら、韓国勢で唯一決勝トーナメントに駒を進めた光州。神戸とは昨年11月のリーグステージでも0-2で敗れたが、今回も同じスコアで敗戦を喫し、チームの目標である「ベスト8進出」へ後がない状況になった。
そんななか、試合翌日の6日、光州の公式インスタグラムには「礼儀、そして尊重」と綴られた以下の写真が投稿された。
公開された写真を見ると、イ・ジョンヒョ監督がホワイトボードに韓国語でとある文章を書いている。指揮官が記した内容は次の通りだ(原文ママ)。
「競技場入場時、地面にあるヴィッセル神戸の(チーム)ロゴを踏まないこと(礼儀、尊重が必要)」
「拍手を受けて入ってきたじゃないか(礼儀。神戸ファン、チーム)」
実際、ノエビアスタジアム神戸の選手入場口には神戸のエンブレムが描かれたカーペットが敷かれている。イ・ジョンヒョ監督は対戦相手の神戸に対するリスペクト、そして自分たちを暖かく迎え入れた神戸ファン・サポーターに対する感謝の意味を込めて、選手たちに「ロゴを踏むな」と伝えたのだろう。
同投稿のコメント欄には、「イ・ジョンヒョ、あなたは光そのもの」「尊敬します」「監督最高です!」「勝ち負けを離れて、相手に対する礼儀を守る素敵な監督」「ゴッド・ジョンヒョ」といった反応が寄せられていた。
光州は来る12日の第2戦、ホームの光州ワールドカップ競技場で神戸を迎え撃つ。次戦もお互いに対するリスペクトとともに、白熱の一戦が繰り広げられることを期待したい。
■【画像】山東泰山、観客が韓国元大統領の顔写真掲げる「政治的行為」
前へ
次へ