4月が始まっても、日中韓の各サッカー界は時計が止まったままだ。
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新型コロナウイルス感染症の影響でストップ状態の東アジアサッカー界に暗雲が立ち込めている。中国スーパーリーグに次いで、Jリーグでも感染者が発覚したからだ。
ヴィッセル神戸は、去る3月30日に元日本代表DF酒井高徳(29)に新型コロナの陽性反応が出たことを発表した。Jリーグ内部では初の事例だ。
さらに、4月1日にはトップチーム関係者1人も新型コロナに感染されたことが確認されている。
Jリーグは1部を5月9日、2部を5月2日に再開することを目標にしていた。だが、今回の事態でその構想も完全に白紙状態だ。
中国スーパーリーグでは、1部リーグ16チームの全選手が新型コロナ検査を受ける。
中国サッカー協会は、各クラブに選手全員が新型コロナ検査の対象に指定された事実を伝えた。
現在、中国は新型コロナの事態が鎮静化に進みつつある。習近平主席自ら、新型コロナ終息の宣言も行っていた。
しかし、山東魯能の元ベルギー代表MFマルアン・フェライニ(32)が、中国スーパーリーグ内で初めて新型コロナに感染したことで、事態は急転する。
3月31日には、サッカー韓国代表の元監督で現在は天津泰達を率いるウリ・シュティーリケ監督が、新型コロナに感染していることが複数のドイツメディアによって報じられた。
これにより、中国スーパーリーグは当初計画されていた4月18日のシーズン開幕はおろか、4月中の開幕にも赤信号が灯っている。
Kリーグも困惑状態だ。
3月30日、韓国プロサッカー連盟は代表者会議を開き、開幕時期やスケジュールに関する討議を行ったが、結論を下すことはできなかった。しかし、リーグ縮小案については同意が得られた。
既存の38試合方式を消化するのは事実上困難である。代わりに33試合開催や、22試合+ファイナルラウンド5試合もしくは10試合といった形式が案として挙がっているようだ。
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