侍ジャパンとも対戦する野球韓国代表が、プレミア12に挑む最終メンバー28人を発表した。
韓国野球委員会(KBO)の戦力強化委員会は11月7日、「ラグザス presents 第3回WBSCプレミア12」に出場する野球韓国代表メンバー28人を発表した。
10月11日に候補メンバーを発表し、同月24日からトレーニングを行っていた韓国代表は、開幕直前まで最終メンバーの追加・交代が可能な大会規定をフル活用した。各選手の現時点でのパフォーマンスを集中的にチェックし、28人を選抜した。
発表前日の6日までトレーニングに参加していた候補選手34人のうち、最終メンバーから外れたのは投手のキム・シフン(25、NCダイノス)、オム・サンベク(28、KTウィズ)、チョン・サンヒョン(28、KIAタイガース)、チョ・ミンソク(25、尚武)、捕手のハン・ジュンス(25、KIAタイガース)、内野手のキム・ヨンウン(21、サムスン・ライオンズ)の6人だ。
キム・ヨンウンの離脱は予想されていた。以前から肩甲骨の状態が良くなく、まともにトレーニングもできていなかった。韓国代表率いるリュ・ジュンイル監督も6日、「キム・ヨンウンは難しいだろう」と選外を示唆していた。
キム・シフンとチョ・ミンソクも、離脱がある程度予想された選手たちだ。当初の候補メンバーに選ばれたソン・ジュヨン(25、LGツインズ)とウォン・テイン(24、サムスン・ライオンズ)が負傷離脱したことで、代表で練習できる選手が不足したため、追加招集されていた。
ただ、オム・サンベクの選外は衝撃だ。所属するKTで今季レギュラーシーズン13勝を記録し、代表でも先発の一角を担う選手と期待されていたからだ。2024年シーズンを終えてFAとなったことが、今回の選考に影響を及ぼしたものと見られている。
チョン・サンヒョンの離脱も大きい。彼は所属するKIAのリリーフとして今季10勝5敗、7セーブ、19ホールを記録し、KIAの韓国シリーズ制覇に大きく貢献していた。ただ、代表のトレーニングで「球速と球威が落ちている」と判断された。指揮官も「球速が出なければならない。制球ももっと良くなければ」と伝えた経緯がある。
捕手ではハン・ジュンスが抜けた。今回の代表ではパク・ドンウォン(34、LGツインズ)が主力捕手として確定しており、残り一席をキム・ヒョンジュン(25、NCダイノス)とハン・ジュンスが争う形だった。そこで、リュ・ジュンイル監督はキム・ヒョンジュンを選んだ。
攻撃面ではハン・ジュンスが優れているが、キム・ヒョンジュンの方が代表経験が豊富であり、レギュラーシーズンでも17本塁打と“一発”の力も見せている。守備面でも、ハン・ジュンスよりキム・ヒョンジュンの方が多少優れている評価だったようだ。
なお、11月に入り1~2日にキューバ代表、6日に尚武(サンム)と強化試合を行った韓国代表は、本日(7日)国内で最後の練習を行った後、翌8日に台湾へと出国する。
13日から18日にかけて台湾・台北で開催されるオープニングラウンドのグループBでは、13日に台湾、14日にキューバ、15日に日本、16日にドミニカ共和国、18日にオーストラリアの順で対戦する予定だ。
以下、野球韓国代表のプレミア12最終メンバー28人。
◇
△投手
―右腕投手
ユ・ヨンチャン(27、LGツインズ)
イム・チャンギュ(31、LGツインズ)
コ・ヨンピョ(33、KTウィズ)
パク・ヨンヒョン(21、KTウィズ)
ソ・ヒョンジュン(23、KTウィズ)
チョ・ビョンヒョン(22、SSGランダース)
クァク・ビン(25、斗山ベアーズ)
キム・テギョン(19、斗山ベアーズ)
イ・ヨンハ(27、斗山ベアーズ)
チョン・ヘヨン(23、KIAタイガース)
キム・ソヒョン(20、ハンファ・イーグルス)
―左腕投手
チェ・スンヨン(23、斗山ベアーズ)
クァク・ドギュ(20、KIAタイガース)
チェ・ジミン(21、KIAタイガース)
△捕手
パク・ドンウォン(34、LGツインズ)
キム・ヒョンジュン(25、NCダイノス)
△内野手
ムン・ボギョン(24、LGツインズ)
シン・ミンジェ(28、LGツインズ)
パク・ソンハン(26、SSGランダース)
キム・フィジプ(22、NCダイノス)
キム・ジュウォン(22、NCダイノス)
キム・ドヨン(21、KIAタイガース)
ナ・スンヨプ(22、ロッテ・ジャイアンツ)
ソン・ソンムン(28、キウム・ヒーローズ)
△外野手
ホン・チャンギ(30、LGツインズ)
チェ・ウォンジュン(27、KIAタイガース)
ユン・ドンヒ(21、ロッテ・ジャイアンツ)
イ・ジュヒョン(23、キウム・ヒーローズ)
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