サッカー韓国代表の臨時キャプテンを務めたDFキム・ミンジェ(27、バイエルン・ミュンヘン)が、チーム内の“良い雰囲気”を強調した。
韓国代表は10月15日、ホームの龍仁(ヨンイン)ミルスタジアムで行われた北中米W杯アジア最終予選・グループB第4節でイラク代表と対戦し、3-2で勝利した。
これで最終予選3連勝に成功した韓国は3勝1分の勝ち点10とし、グループB単独首位に浮上した。
試合後、キム・ミンジェは「ホームで2失点を喫したが、勝ち点3を獲得できたことに対してポジティブに捉えて良いと思う。非常に重要な時期に2連勝を収め、勝ち点6を得られて良かったと思う」と満足感を示すとともに、「応援をたくさんしてくださったおかげで、良い雰囲気のなか良い試合ができたと思う。感謝している」とファンにメッセージを伝えた。
キム・ミンジェは今回、太ももの負傷で招集外となったFWソン・フンミン(32、トッテナム)に代わる“臨時キャプテン”として腕章を巻いた。
ただ、「(自分を)キャプテンだとは思わなかった。すべての選手が頑張ったし、良いパフォーマンスを発揮してくれたおかげで、良い結果を手にすることができたと思う」と仲間を称えると、「選手たちがたくさん助けてくれたからこそ、臨時キャプテンを思ったよりも気を楽にして務められたと思う。文字通り“臨時”なので、チームを全員で引っ張っていこうとした」と、臨時キャプテンを務めた感想を明かした。
韓国代表は現在、外部的な問題で騒がしい。今月末には韓国サッカー協会(KFA)の国政監査も予定されている。それでも、チームはホン・ミョンボ監督を中心に一つにまとまり、パフォーマンスと結果の両面を確保している。
これにはキム・ミンジェも「正直言うと、内部や外部で騒がしいとしても、最終的に雰囲気は選手たちが作るものだと思う。練習するときも生活するときも良い雰囲気になることができたし、多くの努力をした」とし、チーム内の雰囲気は良いと強調した。
そんなキム・ミンジェは、10月シリーズでDFチョ・ユミン(27、シャールジャFC)とセンターバックのコンビを組んだ。イラク戦は2失点こそしたものの、決して悪くない連携を披露した。
キム・ミンジェは「結果だけを見れば、とても良いパフォーマンスだった。ユミンとは長い間先発でプレーしていなかったが、(一緒に)プレーした経験もあったので、思ったより難しいことはなかった。何より、選手たちは誰がプレーしても良い能力を備えている。不便なことはない」と説明した。
キム・ミンジェは再び所属するバイエルンに戻る。11月はクウェート、パレスチナとのアウェイ2連戦が予定されている。
「大変だが、ほかの選手たちも皆大変だ」と伝えたキム・ミンジェは、「不平不満ばかり言うのではなく、怪我をしないように体の管理をしっかりしたい。また、良いパフォーマンスを披露できたので、この感覚を忘れずに(11月に)再び集まることが重要だと思う」と意気込んでいた。
(構成=ピッチコミュニケーションズ)
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