名将エリクソンが選んだイングランド代表と世界のベストイレブンは誰と誰?

元イングランド代表監督であるスヴェン・ゴラン・エリクソンが弟子たちへの愛情を示した。

エリクソン監督は3月9日、スカイスポーツの『マンデーナイト・フットボール』に出演して、自身が考えるベスト11を挙げた。 

エリクソン監督は最前線にウェイン・ルーニーとマイケル・オーウェンを配置し、MFにはポール・スコールズ、スティーブン・ジェラード、フランク・ランパード、そしてデビッド・ベッカムを選んだ。 

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4バックにはアシュリー・コール、ジョン・テリー、リオ・ファーディナンド、ギャリー・ネヴィルを選び、 GKにはジョー・ハートを選んだ。

MFにスコールズ、ジェラード、ランパードの3人を選んだことが目を引く。

ベッカムの場合、“スタンディングウィンガー”という新鮮なポジションの先駆者として右サイドを支配した経歴があるため異見はないが、スコールズとジェラード、ランパードはいずれもセントラルMFで重なる部分が多い。 

3人はイングランドでもさることながら、世界的にも誰が最高なのかと論争の種としてよく登場する。

エリクソン監督は「4人の誰もベンチに置いておくわけにはいかない」として、こう説明した。

「4人とも最高だった。私はジェラードとランパードは常に一緒にプレーしなければならないと確信していた。ジェラードを左に配置することもできる」とし、スコールズとジェラード、ランパードを一緒にプレーさせたいという意志を示した。

(画像=『スカイスポーツ』キャプチャー)

エリクソン監督はイングランドのほかにも世界のベスト11も選択した。 

最前線のツートップにはイタリアのロベルト・バッジョ、スウェーデンのトブヨン・ニールセンを挙げ、MFにはオランダのルート・グリット、ブラジルのロベルト・ファルカオ、イタリアのロベルト・マンチーニ、アルゼンチンのフアン・セバスチャン・ベロンを選んだ。

“チェコの伝説”ことパベル・ネドベドを左サイドに配置し、イタリア最高のDFとされるアレッサンドロ・ネスタ、クロアチアのシニサ・ミハイロビッチをセンターバックに立てた。右サイドバックとしてはイタリアのセバスティアーノ・ネーラを挙げた。GKにはピーター・シュマイケルを選んでいる。

エリクソン監督は2001年~2006年までイングランド代表監督として活躍。2002年ワールドカップ、ユーロ2004、2006年ワールドカップなど、メジャー大会を指揮したが、イングランドを優勝圏に導くことはできなかった。 

以降、エリクソン監督はマンチェスター・シティ、メキシコ代表、コートジボワール代表、レスター・シティなどを率いたが、2013年に中国の広州富力に移籍し、上海上港、深圳などを経た。2018年~2019年にはフィリピン代表を担っていたが、今はフリーで過ごしている。

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