「童話のようなことが続いている…これからは決心すればできると思う」
【写真】リディア・コだけじゃない!世界で活躍する“韓国系”女子ゴルファー
夏のパリ五輪で手にした金メダルが“幸運”をもたらしたのだろうか。韓国系ニュージーランド人女子ゴルファーのリディア・コ(韓国名コ・ボギョン/27)が、第2の全盛期を過ごしている。
リディア・コは9月23日(日本時間)、米オハイオ州メーンビルのTPCリバースベンドで行われた米国女子ツアー「クローガー・クイーンシティ選手権」最終ラウンドで、ノーボギー・1イーグル・7バーディの9アンダーを記録した。
第3ラウンド終了時点まで首位アタヤ・ティティクル(21)と1打差の2位としていた彼女は、通算23アンダーの「265」を記録し、逆転優勝を達成した。リディア・コはこれで今季3勝目だ。
ティティクルは通算18アンダーの「270」で2位。3位は通算17アンダーの「271」でユ・ヘラン(23)が入った。4位は通算16アンダーの「272」で笹生優花(23)だった。
リディア・コは優勝直後、「信じられないことだ。欧州で3週間過ごした後、3週間休んで出場したので、どうするか確信がなかった。序盤の2日間は上手くプレーし、昨日は持ちこたえた」とし、「ティティクルなど多くの選手が良い試合をするので、より良いゴルフをしようとした。優勝できたのは特別なことだ」と話した。
リディア・コは今夏のパリ五輪で夢にまで見で金メダルを確答し、殿堂入りの条件を満たした。その後、米国女子ツアーのメジャー大会「AIG女子オープン」を制覇したのに続き、約1カ月ぶりの出場となった大会で再び勝利を積み上げる驚異の勢いを見せた。何より、2位を5打差で引き離しての戴冠だ。
それでも、リディア・コは「10打差で勝っても簡単だとは感じないかもしれない。最終ホールで最後のパットが(ホールカップに)落ちるまで集中しなければならない」と油断を警戒。そのうえで「シーズン中盤にかなりの困難を経験した。殿堂入りをできるかどうかの疑問でいっぱいだった」とし、「数カ月間、童話のようなことが起きていた。これからは決心すればできそうだ」と話した。
最近では「キャリアグランドスラム」を新たな目標として掲げていたリディア・コ。『AP通信』は「リディア・コの五輪優勝は、彼女が沈黙で耐えてきた厳しい時間の終わりを意味する」とし、金メダルが大きな幸運と動力をもたらしたと強調した。
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