ガンバ大阪所属の“守備の柱”まで負傷…韓国にとってW杯アジア2次予選の延期はプラス?

時間を得ることになった。今のサッカー韓国代表にとっては、ポジティブな要素といえるかもしれない。

【写真】韓国サッカーが生んだ「美しすぎる応援美女」がスゴい!

というのも最近、韓国代表の主要なプレーヤーが負傷に苦しんでいるからだ。

まずエース兼主将のソン・フンミン(トッテナム)が去る2月、右腕の骨折で手術を受けた。3月に予定されていたカタールW杯アジア2次予選の欠場は、確実視された。

ソン・フンミンの離脱後も、負傷者が相次いで出ている。

今季欧州サッカー連盟(UEFA)チャンピオンズリーグで活躍し、ビッグリーグ進出を狙っていたファン・ヒチャン(レッドブル・ザルツブルク)は、試合中に左太ももの筋肉が破裂する怪我を負った。ザルツブルクはファン・ヒチャンが4週間ほど欠場すると発表した。

ファン・ヒチャン

韓国代表にとっては、攻撃の核である2人が同時に負傷する事態が発生したことになる。

ガンバ大阪所属の“守備の柱”まで負傷

さらに悪いことが続き、“守備の柱”であるキム・ヨングォン(ガンバ大阪)まで負傷してしまった。キム・ヨングォンは3月初めのトレーニング中に肩を負傷し、3~4週間ほどの休養とリハビリが必要な状態だ。

キム・ヨングォンは代替不可能なセンターバックといえる。守備陣はもちろん、チーム全体の精神的な支柱であり、彼の代役を務めることは容易ではない。

キム・ヨングォン

キム・ヨングォンのパートナーであるキム・ミンジェ(北京国安)も昨冬、アキレス腱を負傷した。現在は怪我から回復したものの、まだ中国リーグが開幕していないだけに、100%のコンディションは難しい。

韓国代表は現在、攻守において戦力の低下が深刻な状況なのだ。

韓国代表は本来、3月26日にホームでトルクメニスタンと、3月31日にアウェーでスリランカと対戦する予定だった。だが3月のAマッチは、新型コロナウイルスの影響で全面的に延期された。

コロナの延期は韓国にとってプラス

攻守の主要選手が次々と離脱したなかで、ワールドカップ予選の延期はむしろポジティブに働きそうだ。

もちろんトルクメニスタンやスリランカは、いずれも韓国より一枚下の相手であり、主要選手が不在でも勝利する可能性は十分にある。しかし、彼らが抜けたまま試合を消化することは、パウロ・ベント監督も望んでいないだろう。

何かをテストできる点はメリットだが、ソン・フンミン、ファン・ヒチャン、キム・ヨングォンらはいずれも韓国代表に必要な選手だ。さらに最近は、アジア諸国の戦力差も大幅に減ってきた傾向がある。油断はチームを危機的状況に置きかねない。

事実、韓国は現在、グループH の2位に止まっている。1試合、消化が少ないが、レバノンや北朝鮮と勝ち点が並んでいる。

3月の勝利が必須のなかで、試合が延期されたことは、韓国にとってプラスとなりそうな見通しだ。

前へ

1 / 1

次へ

RELATION関連記事

RANKINGアクセスランキング

PHOTO写真

TOPIC「BTS」特集