久保建英がいるマジョルカと短期契約…元韓国代表キ・ソンヨンの新たな挑戦

2020年02月27日 サッカー #欧州サッカー

元韓国代表のキャプテンだったキ・ソンヨン(31)が、新たな挑戦を始める。

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キ・ソンヨンは今冬、ヨーロッパでの活動を終え、母国・韓国で残りの選手生活を安定的に送ろうとした。2009年にスコットランドのセルティックFCに移籍して欧州生活を始めたキ・ソンヨンは、過去11年間、イングランド・プレミアリーグのスウォンジー・シティ、サンダーランド、ニューカッスル・ユナイテッドなどで活躍した。

アジア人が欧州で活躍することは、簡単なことではない。経験したことのない文化と東洋人に対する偏見のなか、チームに適応しようとした日々に簡単なことひとつもなかっただろう。競争とプレッシャーの11年を過ごしただけに、キ・ソンヨンは残された時間を母国で送ろうとしたが、Kリーグへの復帰は叶わなかった。

去る1月、ニューカッスルと合意の下に契約を終了し、古巣FCソウルに復帰しようとしたが、交渉が難航した。全北現代と契約する方法も検討したが、2009年の海外進出時に結んだFCソウルとの違約金条項が障害となった。

チャレンジ先は久保建英と同じクラブ

韓国復帰を放棄するしかなかったキ・ソンヨンは、再び挑戦の道を選択した。

彼はスペインのマジョルカと、来る6月30日までの短期契約を結んだ。安定的な契約を持ちかけたカタールやアメリカのクラブをはじめ、スペインのラ・リーガ2部に向かう選択肢もあった。

キ・ソンヨン

しかしキ・ソンヨンは降格圏だが、子供の頃から憧れていたスペインのトップリーグでプレーすることを選んだ。

キ・ソンヨンの今回の選択は、韓国サッカーの後輩たちの手本になると予想される。

Kリーグに復帰しようとした過程でも、キ・ソンヨンはヨーロッパでプレー後に韓国復帰しようとする後輩たちに、大きな困難が生まれないような文化を作ろうとした。2019年1月のアジアカップを最後に韓国代表から引退するまで、キ・ソンヨンは代表キャプテンだった。

韓国サッカーを象徴する選手の挑戦

韓国サッカーを象徴する1人であるだけに、キ・ソンヨンに憧れる後輩たちも多い。Kリーグ復帰こそ失敗に終わったものの、挑戦を続ける姿で後輩たちにメッセージを送ることができる。

スペインの舞台を選択したキ・ソンヨンに与えられた時間は短い。また彼が入団したマジョルカは2月26日現在、ラ・リーガ18位の降格圏にとどまっている。

今シーズン13試合を残しているが、キ・ソンヨンは今回の挑戦を成功裏に進める覚悟だ。

彼は「チームがラ・リーガに残留することが最優先」とし、「やや困難な状況ではあるが、やり遂げることができる」と自信を見せた。

キ・ソンヨンの挑戦が成功するか、失敗に終わるかはわからないが、サッカー選手として少なくない年齢で新たな挑戦を選択した彼の歩みは、後輩たちに多くの影響を与えると予想される。

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