ペ・ヨンジュンがLPGAツアーの扉を叩く。といっても、かつて“韓流ブーム”を起こしたメガネの“ヨン様”ではない。同姓同名の韓国男子プロゴルフ界のペ・ヨンジュンのことだ。
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2025シーズン韓国プロゴルフ(KPGA)ツアー「KPGAクラシック」の優勝者であるペ・ヨンジュンは、米国プロゴルフ(PGA)ツアーQスクール2次戦を突破し、最終戦に進出した。韓国ゴルフがまた一人、“次世代グローバルスター”を迎える可能性が高まっている。
ペ・ヨンジュンは12月3日から6日(韓国時間)まで、米フロリダ州パームコーストのコンセルバトリー・アット・ハンモックビーチ(パー72・7580ヤード)で行われたQスクール2次戦で、通算7アンダー281打を記録し、共同14位に入った。最終ラウンドでだけ7打を縮め、上位14人(同点者含む)にのみ与えられる最終戦出場権を手にした。
ラウンド後、ペ・ヨンジュンは「ホールが長く風が強くて難しかったが、流れを最後まで維持し、チャンスを生かせた点が大きな収穫であった」「最終ラウンドではショットとパットのリズムが安定して続き、揺るぎないプレーができた。準備しただけの結果が出て満足している」と語った。
いよいよ本当の勝負は“最終戦”である。PGAツアーのシードが懸かっている分、覚悟も並々ならぬものがある。
ペ・ヨンジュンは「ここからが本当の勝負だ。1~2ラウンドだけではなく、4ラウンドすべてでしっかり耐え、自分のペースを維持することが核心である」「パットの感覚と体力調整に重点を置く。最終戦で確実に結果を出し、PGAツアーカードを手にする」と意気込みを明かした。
今シーズンのKPGAツアーで積み上げた着実な成果が、今回の挑戦の土台となった。KPGAクラシック優勝を含む安定した活躍でシーズン最終戦「KPGAツアーチャンピオンシップ in 済州」を終えた後、Qスクール2次戦の直行チケットを獲得したことが結実した。
韓国男子ゴルフの挑戦はペ・ヨンジュンだけではない。ノ・スンヨル(34・ジベント)は米ジョージア州ザ・ランディングス・クラブで通算16アンダー272打の共同4位となり、最終戦出場権を獲得した。またQスクール最終戦には、今シーズンKPGA最高のスターとなったオク・テフン(27・金剛住宅)も控えている。
PGAツアーQスクール最終戦は現地時間の12月11日から14日まで、フロリダ州ポンテベドラビーチのTPCソーグラスおよびソーグラスCCで行われる。上位5人だけが来季のPGAツアーへ直行できる。次点40人にはコーン・フェリーツアー(Korn Ferry Tour=2部ツアー)出場資格が与えられる。
韓国ツアーの次世代を担う選手たちが世界舞台へ進む中、ペ・ヨンジュン、オク・テフン、ノ・スンヨルがPGAツアーという新たな関門を突破できるか注目が集まっている。
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