韓国Kリーグ1(1部)でプレーする若手有望株が、日本代表FW三笘薫(26、ブライトン)のドリブルを“研究”していると明かした。
FCソウルに所属するU-23韓国代表FWカン・ソンジン(20)は最近、キャンプ地の鹿児島県内のホテルで本紙『スポーツソウル』の取材に応じ、三笘の試合映像を頻繁にチェックしていることを明かした。
Kリーグ屈指のドリブラーとして知られるカン・ソンジンは、2022年7月に日本で行われたE-1選手権ではA代表に当時19歳で初招集。第2節の香港代表戦で初得点含む2ゴールの活躍を見せた。
また、2023年にはU-20代表として同年3月のU-20アジアカップ、5~6月のU-20W杯にも出場するなど、将来のさらなる飛躍が期待される選手の一人だ。
そんなカン・ソンジンは、三笘が筑波大学時代にドリブルに関する論文を書いたことに言及。「自分も中学時代、(練習)日誌にドリブルのイメージを描いたことがある。そのような点で、三笘選手は本当に“似たい”選手だ。直線的で攻撃的だ」と語っていた。
カン・ソンジンは2022年にリーグ戦34試合1ゴール4アシストを記録したが、2023年はポジション争いで後塵を拝し、リーグ戦7試合2ゴールにとどまった。
また、新シーズンからはライバルがさらに増える。杭州アジア大会金メダルにより早期除隊したFWチョ・ヨンウク(24)のほか、かつてイングランド・プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッドなどで活躍した元イングランド代表FWジェシー・リンガード(31)というビッグネームも合流した。
「良い先輩たちと競争し、トレーニングをする過程で学ぶことも多い。ポジティブな意味でモチベーションになる」というカン・ソンジンは、「そのなかで、自分らしさをさらに証明できれば、自分自身も発展できるだろう」と期待感を伝えた。
昨季まで浦項(ポハン)スティーラーズを率い、今季から新たにソウルで指揮を執るキム・ギドン監督については、「監督が浦項を率いていたときから関心を持って見ていた」と言及。「(自身と同じウィンガーの)ソン・ミンギュさんやイム・サンヒョプさんも、(キム・ギドン)監督の下で自分だけの色を探し、発展した」と述べた。
そのうえで、自身の改善点として“オフ・ザ・ボール”を強調した。「リンガードのプレー映像だけ見ても、オフ・ザ・ボールが優れている。自分はボールを持った状態のプレーには自信がある。ただ、発展するためにはボールがないときにも相手を崩す方法を身につけなければならない」と力を込めた。
カン・ソンジンは最後に、「昨年までは有望株、ポテンシャルのある選手という話を聞いて感謝していた。ただ、自分もいつの間にかプロ4年目になった。もはやその枠組みから脱して証明しなければならない。所属チームで多くプレーし、五輪の舞台を踏むことができれば良いと思う」と笑顔で意気込んだ。
(構成=ピッチコミュニケーションズ)
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