Jリーグから唯一アジアカップの韓国代表メンバーに選ばれている湘南ベルマーレのGKソン・ボムグン(26)が、現在の自身のコンディションについて明かした。
1月31日(日本時間)に行われたサウジアラビア代表との決勝トーナメント1回戦をPK戦の末制し、準々決勝進出を決めた韓国代表。
ソン・ボムグンはここまで4試合いずれも出場がないが、「大会を戦いながら良いコンディションを維持しようと頑張っています。今は目の前のアジアカップが一番重要ですし、最も集中しなければならない時期なので、常に試合に出られる準備はしています」と万全な状態であると伝えた。
そして、アジアカップのような大会では「試合に出ていない選手たちが、準備をより一層頑張ることが重要」と強調。「長い目で1シーズンを見たとき、今はどのチームも冬のキャンプの段階です。自分としても大会を戦いながら、新シーズンに向けてもしっかり準備をしなければならない。そのようなコントロールを、自分のなかで上手くやっています」と続けた。
現在、鹿児島県指宿市でキャンプ中の湘南とは「通訳と連絡を取り合って、今のコンディションがどうなのかなど、色々とコミュニケーションは取り合っています」というソン・ボムグン。
湘南の2024年シーズンJ1リーグ開幕戦は来る2月24日、ホームのレモンガススタジアムでの川崎フロンターレ戦となるが、「昨季は残留争いを戦う難しいシーズンとなりました。今季はチームとしてもう少し安全な順位で1年を戦い、良いパフォーマンスをお見せしたいです。個人としてもチームとしても、良い成績を収められるように頑張りたいです」と、新シーズンの決意を語った。
そのうえで、「試合に出ることも重要ですが、まずはチームの勝利が何よりも重要だと思います。だからこそ、その分だけ準備をしっかりしなければなりません。今後どんな状況が起きるかは誰にもわからないですし、そのためにも準備を着実にしています。何はともあれ、まずはチームの勝利が最も重要です」と、韓国代表の64年ぶりアジア制覇へ力強い覚悟を示した。
なお、韓国代表は来る2月3日に行われる準々決勝で、オーストラリア代表と対戦する予定だ。
(取材・文=姜 亨起/ピッチコミュニケーションズ)
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