大谷翔平(29)、キム・ハソン(28)、イ・ジョンフ(25)。2024年シーズンの米メジャーリーグのナショナル・リーグの西地区では、韓国と日本を代表するスーパースターたちの豪華対決が見られそうだ。
12月13日(日本時間)、『MLB.com』などが報じたところによると、イ・ジョンフがサンフランシスコ・ジャイアンツと6年1億1300万ドル(日本円=約164億3455万円)の超大型契約を締結した。
イ・ジョンフの今回の契約は、過去にリュ・ヒョンジン(36)がロサンゼルス・ドジャース入団時に契約した6年3600万ドルを大きく上回る。
何より、昨年ボストン・レッドソックスと契約した日本の天才打者・吉田正尚(30)の5年9000万ドルをも超え、メジャーに進出したアジア人野手における史上最高額を更新した。
投手と野手合わせてのアジア人史上最高額は、2014年にニューヨーク・ヤンキースと7年1億5500万ドルで契約した田中将大(35)だ。
イ・ジョンフが向かうナ・リーグ西地区には、すでにスーパースターのアジア人選手が2人揃っている。
厳密には、1人はリーグ屈指の内野手に上り詰めた選手であり、もう1人は北米プロスポーツ史上最高契約を結び、ナ・リーグデビュー戦を待っている選手だ。
前者は、イ・ジョンフのキウム・ヒーローズ時代の先輩で仲の良いキム・ハソン。メジャー進出3年目で遊撃手から二塁手にポジションを移すと、今やパドレスに欠かせない内野手に浮上した。
2023年シーズンはパドレスのリードオフマンとして主力の座を掴み、152試合に出場して打率0.260、17本塁打、60打点、84得点、38盗塁、OPS(出塁率+長打率)0.749の強烈なインパクトを残した。アジア人初の「20本塁打&40盗塁」も目前に迫るほど、圧巻の勢いを見せつけた。
打撃面だけでなく堅固な守備も認められ、キム・ハソンは2年連続でナ・リーグのゴールドグラブ賞二塁手部門とユーティリティ部門の最終候補に選出。そして、ユーティリティ部門で韓国人選手初のゴールドグラブ賞受賞に成功した。
もう一人は大谷だ。彼は12月10日、10年総額70億ドルでドジャースと契約したことを明らかにした。
大谷は2018年、ロサンゼルス・エンゼルスのユニホームを着てメジャーデビューを果たし、打者として通算716試合に出場し、打率0.274(2483打数681安打)、171本塁打、437打点、OPS 0.922、投手として通算86試合(481.2回)に登板して38勝19敗、防御率3.01を記録した。
2021年と2023年の2度、満場一致でア・リーグMVPを受賞した現時点でメジャー最高のスーパースターだ。
エンゼルスのクォリファイングオファーを断って市場に飛び出した大谷は、当然、今回のストーブリーグ最大の注目株だった。
9月に肘の手術を受けたため「価値の下落は避けられない」という見通しもあったが、蓋を開けてみれば常に5億ドル以上の超大型契約が予想された。そして現実には、さらに2億ドルを加えてナ・リーグ西地区最強チームのドジャースの選択を受けた。
大谷は2024年シーズンは打者に専念した後、2025年シーズンより二刀流を再開する計画だ。
あいにくにも、韓国と日本を代表する“野球天才”がナ・リーグ西地区に集結した。
ドジャースとジャイアンツはライバル関係であり、パドレスも近年の攻撃的投資を通じてドジャースの対抗馬として浮上している。
韓国で最も関心が集まるキム・ハソンとイ・ジョンフの初対決は来年3月末に編成された。パドレスとジャイアンツは、来年3月29日から4月1日まで、パドレスの本拠地ペトコ・パークで4連戦を行う。
2017年から2020年までキウムでともに戦い、戦友となった先輩後輩間の真剣勝負に早くも関心が集まっている。
直後、イ・ジョンフはすぐに大谷と韓日の自尊心をかけた対決を繰り広げる。
ジャイアンツは来年4月2日から4日まで、ドジャースの本拠地ドジャー・スタジアムで敵地3連戦を戦う。
そして、キム・ハソンと大谷の初対戦はアメリカではなく韓国ソウルで行われる。
メジャーは来年3月20日から21日までの2日間、ソウルの高尺(コチョク)スカイドームでパドレス対ドジャースによる開幕戦を行う予定だ。
キム・ハソンと大谷の“韓日ビッグバン”が、韓国の首都ソウルで実現する。
(記事提供=OSEN)
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