キム・ミンジェ(24・北京国安)は、中国でも成長を止めることはなかった。
サッカー韓国代表DFキム・ミンジェは12月18日、釜山アシアド主競技場で行われた東アジアサッカー連盟(EAFF)E-1サッカー選手権の日本戦にフル出場し、韓国の1-0の無失点勝利を導いた。
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キム・ミンジェは今大会、韓国の主力センターバックとして3試合に先発出場し、韓国の3戦全勝と優勝に貢献した。キム・ミンジェを中心とした韓国の守備陣は、3試合無失点を記録する鉄壁さを誇った。
キム・ミンジェは最優秀DF賞を受賞し、今大会のベストDFとなった。
試合後のミックスゾーンで会ったキム・ミンジェは、「ジンクスを破ることと無失点で終えること、優勝することが目標だった。さらに賞までもらえて本当に気分がいい。他の選手が受賞すると思ったのに、自分が受賞できて光栄だ」と感想を話した。
韓国代表のレギュラーDFとして活躍するキム・ミンジェは、今大会を含め、アジア諸国との試合で圧倒的な活躍を続けている。強力なフィジカルを生かした守備と速いスピードは、キム・ミンジェが活躍できる要因だ。
さらに現代サッカーがセンターバックに求める正確なパスや、攻撃的プレーまで高いレベルでこなしている。すでにアジアでは“越えられない壁”といっていいかもしれない。
相対的に韓国よりも戦力が劣る中国で1年を過ごしながら、実力をアップグレードしているという点でも意味が大きい。
キム・ミンジェは「中国でプレーしているが、外国人選手たちが本当に上手い。彼らと対戦しながら多くのことを感じた。自分が中国でパフォーマンスが落ちたとは絶対に思わない。今後も良いコンディションを作っていく」と述べた。周囲の偏見とは異なり、中国でも成長し続けているのだ。
キム・ミンジェはこれまで以上に多事多難な1年を過ごした。
彼は「本当に1年が早く過ぎていった。惜しい部分もたくさんあった。もう若手ではないので、1年で学ぶことが多く、修正点も多い。来シーズンまでの残り期間が少ないので、いいコンディションでチームに合流しなければならない。いざ終わってみたら、たくさん学んだ人もそうでなかった人もいるだろう。僕はあまりにも多くの経験をしたので満足している」と振り返った。
キム・ミンジェには最近、欧州移籍説が浮上している。まだ具体的な動きはないが、キム・ミンジェを獲得したいといういくつかのクラブがあるとされた。
キム・ミンジェは「大舞台に行って11人全員が上手いチームでプレーしたらどうなるだろうかと考えてみた。欧州に行けたらいい」としながらも、「みんなが知っている通り、移籍は1人で実現するようなものではない。なんともいえないところがある。最大限に機会を作って、行くことができるようにしたい」と、慎重な立場を伝えた。
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