もはや「野球の華は本塁打ではない」と感じてしまう。球場の雰囲気を存分に盛り上げる応援団、そのなかでも特に明るい美貌で絶大な人気を集めるチアリーダーを“華の中の華”と見ることができそうだ。
去る11月16日から19日にかけて、日本の東京ドームで開催された「カーネクスト アジアプロ野球チャンピオンシップ2023」。
韓国、日本、台湾、オーストラリアの4カ国が出場した若手主体の同大会は日本の優勝で幕を閉じた。準優勝の韓国は決勝で日本相手に先制に成功するも、延長10回の末サヨナラの逆転負けを喫した。
そんな今大会を大きく盛り上げたのは各国の応援団だった。特に、チアリーダーたちは芸能人にも劣らない人気を誇っていた。
特に、韓国ではなく台湾ではその人気がさらに爆発的なようだ。
韓国プロ野球KBOリーグやプロバレーVリーグのチームに所属していた韓国チアリーダーたちが、近年、台湾への進出を続けているのもそのような背景がある。
実際、今年3月にはイ・ダヘが楽天モンキーズに移籍。来季から一軍リーグに参入する新興球団・台鋼ホークスには、アン・ジヒョン、リュ・ヒョンジュ、パク・ミンソの韓国チアリーダー3人が加入する。
続々と台湾に進出する韓国チアリーダーたちは、現地で“芸能人級”の待遇を受けている。もちろん、韓国国内でも多くの人気を博しているが、台湾ではより熱狂的な関心を受けることになる。
とある球団関係者は「K-POPが世界的に有名になったなか、この傾向によって台湾リーグでも現地のチアリーダーのK-POP活用に対するニーズが高まっている」とし、次のように語った。
「実際、韓国のチアリーダーはK-POPを活用した多様なパフォーマンスを専門的に行っている。これまではただ始球式に招待するなど単発的なものだったとすれば、現在は韓国のチアリーダーを継続的に招待し、後援やファンイベント、合同応援などその領域を広げている」
また、同関係者は「台湾の応援文化が韓国と類似していることもあり、韓国のチアリーダーも台湾にすぐに適応できる。何より、台湾のチアリーダーとは異なるスタイルの魅力で絶大な反響を受けている」とし、「台湾のチアリーダーが芸能人級の人気を受けているだけに、自然と韓国の応援団にも関心が継続することになる。産業的観点から見ても、台湾と韓国の企画会社が国内に限定せず応援団産業の規模を拡大しようとするニーズが同じであり、シナジー効果が出ている」と分析した。
(記事提供=OSEN)
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