かつてアルビレックス新潟で活躍した韓国代表DFキム・ジンス(31)が、Kリーグでのプレーを続けることになった。
Kリーグ1(1部)の全北現代(チョンブク・ヒョンデ)モータースは7月21日、アル・ナスルからレンタル移籍中だったキム・ジンスを完全移籍で獲得したことを発表した。
1992年6月生まれのキム・ジンスは、2012年にJ1リーグのアルビレックス新潟でプロデビュー。新潟には2014年夏までの2シーズン半在籍し、J1通算66試合1得点を記録した。
その後、ドイツ・ブンデスリーガのホッフェンハイムを経て2017年に全北に完全移籍。2020年夏にはサウジアラビアのアル・ナスルへ完全移籍したが、同年12月にアキレス腱断裂の重傷を負い、2021年6月にレンタル移籍の形で全北に復帰。昨年7月にはレンタル期間の延長が発表され、チームの副キャプテンも務めていた。
キム・ジンスのアル・ナスルでの通算成績はリーグ戦通算7試合。全北ではリーグ戦通算131試合9得点、カップ戦通算10試合、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)通算2得点を記録した。
また、全北ではこれまでリーグ優勝4回(2017、2018、2019、2021年)、FAカップ優勝1回(2022年)を経験し、リーグ年間ベストイレブンにも2回(2017、2022年)選出されている。
キム・ジンスは今年6月末をもって全北へのレンタル契約が終了。当初はポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウド(38)ら擁するアル・ナスルへの復帰が有力とみられていたが、アル・ナスルとの契約を解除し、完全移籍で全北現代に“再復帰”することになった。
キム・ジンスは発表に際し、次のように伝えている。
「簡単ではない決定だった。全北では溢れるほどの愛をファンの方々から受けてきたので、甘受する部分があっても全北に残ることが正しいと思った」
「これから自分が全北で果たさなければならない役割が何かをよく知っている。ファンの方々が惜しみなく応援してくださるだけに、ファンの方々が記憶する本来の全北の姿で戻って来られるよう、最善を尽くす」
なお、キム・ジンスは去る6月20日に行われたエルサルバドル代表との国際親善試合で眼窩、頬骨、顎骨を骨折する重傷を負い、現在も治療を続けている。近日中に全北に再合流し、リハビリを進める予定だ。
(記事提供=OSEN)
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