中東からオファーが届いた日本代表MF旗手怜央(25、セルティック)に韓国も注目している。
6月27日、スコットランドメディア『セルティック・スター』は、旗手がサウジアラビアの名門アル・イテハドの獲得ターゲットになったと報じた。
同メディアはサウジアラビアの各クラブがここ最近、ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウド(38、アル・ナスル)を皮切りにスター選手の獲得を進めていることに言及。
アル・イテハドがすでに元フランス代表FWカリム・ベンゼマ(35)やフランス代表MFエンゴロ・カンテ(32)といったビッグネームを獲得したことも伝えた。
サウジアラビアの主要クラブは、パフォーマンスはもちろんマーケティング価値の高いアジア人選手の獲得にも関心が高い。そのなかで特に積極的なのがアル・イテハドだ。
最近では、アル・イテハドが韓国代表FWソン・フンミン(30、トッテナム)に“メガオファー”をしたことが伝えられ、話題を集めた。
アメリカのスポーツ専門メディア『ESPN』によると、アル・イテハドはソン・フンミン獲得のために移籍金6000万ユーロ(日本円=約93億円)、さらには4年契約及び年俸3000万ユーロ(約46億円)を提示したという。
ただ、ソン・フンミン本人は20日、大田(テジョン)で行われたエルサルバドル代表との国際親善試合後、ミックスゾーンで「お金は重要ではない。好きなプレミアリーグでまだやるべきことが残っている」と報道陣に語り、サウジアラビア行きの可能性を自ら否定していた。
『セルティック・スター』によると、アル・イテハドの次の目標が旗手になるという。
韓国代表FWオ・ヒョンギュ(22)の同僚でもある旗手は1997年生まれとまだ若く、Jリーグの川崎フロンターレで主力として活躍した後、昨年冬にセルティックへと移籍した。
身長171cmと決して大きくはないがパス能力に長け、2列目のすべてのポジションをこなすことができる。2022-2023シーズンはリーグ戦32試合に出場して6ゴールを記録した。
同メディアは、アル・イテハドが旗手を狙う目標としてマーケティング価値を挙げた。日本市場を攻略するというクラブの目標が一役買っているということだ。
それとともに、「旗手には疑う余地のない才能がある。日本でサウジアラビアリーグの認知度を高める助けになる」と伝えていた。
旗手はセルティックと2026年6月まで契約を残している。『セルティック・スター』は「サウジアラビアのクラブがトップレベルの人材に大金を支給することを考慮すれば、セルティックは(移籍金で)大金を稼げるだろう」と予想した。
もっとも、旗手本人がサウジアラビア行きを望むかどうかは未知数だ。
(構成=ピッチコミュニケーションズ)
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