「エルサルバドルの日本戦0-6敗北?“頭の中から消せ”と言った」
サッカー韓国代表を率いるユルゲン・クリンスマン監督が、6月20日に大田(テジョン)ワールドカップ競技場で行われるエルサルバドル代表戦に先立ち、19日の記者会見で以前よりも強い勝利への熱望を示した。
去る16日のペルー代表戦で0-1と敗れた韓国は、クリンスマン監督体制で3試合1分2敗と未だ勝利がない。
「(3月のAマッチ期間は)ソウルから蔚山へ、6月は釜山から大田まで来て、ファンの熱気を感じさせてくれて感謝している」と伝えたクリンスマン監督は、「エルサルバドル戦はファンに必ず勝利する試合をお見せしたい」と強調した。
現役時代にドイツ代表の名ストライカーだっただけあって、クリンスマン監督は就任後3試合で攻撃的サッカーを志向する色彩を強調している。
ペルー戦はキャプテンのFWソン・フンミン(30、トッテナム)がスポーツヘルニア手術の影響で出場なしに終わったなか、MFイ・ガンイン(22、マジョルカ)を中心に縦に速いサッカーを要求した。
ただ、FWオ・ヒョンギュ(22、セルティック)やFWチョ・ギュソン(25、全北現代モータース)ら最前線のストライカーが何度も得点チャンスでシュートを外し、1点差の敗北を防げなかった。
指揮官はエルサルバドル戦でのソン・フンミン出場を予告した。ただし、先発ではなく“ジョーカー”での起用だ。
「ソン・フンミンがチーム練習をこなすことができて嬉しい。手術後、回復をしながら毎日練習を頑張っている。日々良くなっている」と語ったクリンスマン監督は、「90分間プレーすることは難しいが、後半に試合の流れを見て投入しようと考えている。何分になるかはわからないが、彼がピッチ上でプレーする姿を見たい」と笑った。
また、ペルー戦を振り返ったクリンスマン監督は、「序盤の30分間、1対1の戦いで負けた。追われる試合をした。明日の試合に向けて“すべての状況で絶対に負けないこと”を強調した。ボール奪取であれ1対1であれ、しっかり戦い、もっと激しくやってほしいというメッセージを伝えた」と語った。
クリンスマン監督は、エルサルバドルが韓国戦以前、15日に日本代表と対戦して0-6の大敗を喫したことにも言及し、「選手たちとミーティングする際、“(エルサルバドルが)日本に0-6で敗れた試合”は頭の中から消すように伝えた。その試合は5分で終わった。(エルサルバドルが)序盤で2失点し、退場までしてしまった」と伝えた。
そして、「アメリカ代表監督時代にエルサルバドルと対戦したことがある。今年3月にはアメリカがエルサルバドルに1-0で辛勝していた。明日はまったく違うチームになるだろう。油断しないようにと伝えた」と付け加えた。
最後に、クリンスマン監督は中国公安に拘束されているMFソン・ジュンホ(31、山東泰山)にも言及。「今できることは、ソン・ジュンホと家族のために祈ることだ」とし、「韓国サッカー協会レベルでできることをしている。9月にはチームとともにできることを願っている」と伝えた。
(構成=ピッチコミュニケーションズ)
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