U-20日本代表が決定的なチャンスを活かせず、逆転負けを喫した。
日本は5月25日(日本時間)、アルゼンチン・ラプラタのエスタディオ・シウダ・デ・ラ・プラタで行われたU-20ワールドカップ・グループC・第2節でU-20コロンビア代表と対戦し、1-2で敗れた。
これによりコロンビアが2勝で勝ち点6を確保し、決勝トーナメント進出を確定した一方、日本は1勝1敗の勝ち点3で2位につけた。1分1敗の勝ち点1で3~4位のイスラエル、セネガルには2ポイントリードしている。最終節の結果によって、ベスト16入りする国が決定する。
日本の立場としては残念な敗北だった。
日本は前半30分にMF山根陸(19、横浜F・マリノス)が先制ゴールを決め、容易に試合の主導権を握るかに見えた。しかし、後半に入って守備が崩れ、後半8分に同点弾を許すと、6分後の同14分には逆転ゴールまで決められてしまった。
危機に追い込まれた日本だが、後半終盤にチャンスを得た。同36分、コーナーキックの状況でコロンビアが驚きのミスをしたのだ。ニアサイドに送られたボールをMF松木玖生(20、FC東京)が合わせた際、コロンビアの選手はヘディングではなく手で阻止するような動作を見せた。まるで飛んでくるボールが怖くて防御するような動きだった。
結局、主審はVARの末にPKを宣言した。ペナルティエリア内でのハンドはよく起きることだが、このように選手が顔を防ぐために腕を上げたことで発生するのは珍しい。
運良くPKで同点のチャンスを得た日本だが、その機会を活かすことはできなかった。キッカーとして出た松木の強力なキックはクロスバーを強打してしまった。日本にとって致命的なミスだった。
その後も、日本は同点に追いつこうと奮闘を見せた。アディショナルタイムは10分も与えられ、この間は日本の攻勢が続いた。決定的なチャンスも何度かあったが、日本は決定力の面で弱点を露呈し、最終的に得点できずに試合を終えた。
なお、日本は来る28日、メンドーサのエスタディオ・マルビナス・アルヘンティナスで行われる最終節でイスラエルと対戦する。
(構成=ピッチコミュニケーションズ)
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