WBCでの“喜びすぎアウト”に続き、最近の試合で“怠慢送球”をして物議を醸しているカン・ベクホ(23、KTウィズ)が謝罪文を発表した。
カン・ベクホは5月23日、自身のインスタグラムを更新。1枚の写真とともに、次のような長文を投稿した。
「こんにちは、KTウィズのカン・ベクホです。ほかでもない今回の議論について、まず初めにお詫び申し上げます」
「多くの方々に、数多くの叱咤を受けてもおかしくないプレーをしてしまったと痛感しています。明らかに自分の過ちが大きいと思っています」
「今季は多くの方が本当にたくさんの期待をしてくださり、私もそれに応えるために本当に一生懸命準備したシーズンだと思っていました。ですが、期待に及ばない成績と私の安易なプレー一つで、多くの方々に失望感と傷を与えてしまったことをもう一度お詫びいたします」
「これから多くの試合が残っているので、自分だけでなく、チームが再び巻き返しを図れるよう、一生懸命助けになろうと思います。私のプレーですべての方を満足させることはできませんが、私を応援してくださるファンの方々が誇らしく思えるような、ファンの方々を満足させられるような選手になれるよう努力します。私に多くの応援を送ってくださるファンの皆様、本当にありがとうございます」
カン・ベクホが謝罪するに至った発端は、今月18日に行われたLGツインズ戦でのとあるプレーだ。
この試合に右翼手で出場したカン・ベクホは、5回裏の守備時に相手打者の右前安打を捕球した際、中継に向かって気の抜けたような緩く高いボールを送った。すると、カン・ベクホの送球が遅いことを見て相手の三塁走者はホーム帰還を試み、不用意な得点を与えてしまったのだ。
このプレーにはメディアはもちろん、野球ファンから非難が殺到した。ただ、一部からは「よくあるミスだ。にもかかわらず、まだ若い選手1人を叩いてどうするんだ?」と、過度な批判に反発する声もあった。
解説者のチャン・ソンホ氏は、とあるインターネット放送で「このようなプレーをしてはならない。こうした姿が頻繁に見られることで、カン・ベクホに対する否定的な視線が増加している。このようなプレーによって彼がした謝罪が薄れるのだ。今後は同じようなプレーが再びでないようにすることが重要だ」と指摘していた。
なお、カン・ベクホは今回の送球プレー以前にも批判を浴びたことがあった。
例えば2021年夏の東京五輪では、ドミニカ共和国との銅メダル決定戦で韓国が負けている際、ダッグアウトでガムを口から垂らし、だらしない表情で噛んでいる様子が中継に抜かれた。
また、今年3月に行われたWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)では、オーストラリア代表との初戦で二塁打を打つも、ダッグアウトに向かって喜びを表していた際に二塁ベースから足が離してしまい、タッチアウトとなってしまったことで非難を集めていた。
(構成=ピッチコミュニケーションズ)
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