ドイツ代表、アメリカ代表の監督を歴任したクリンスマンは、2020年2月にヘルタ・ベルリンの監督の座に就いた。しかし、就任から3カ月で退いている。
問題視されているのは、彼の辞め方だ。
クリンスマンは当時、ヘルタ首脳陣と相談せず、自身のSNSで辞任を表明したことから、問題視されることとなった。
会見で当時を振り返ったクリンスマンは、「人生は日々が学びだ。ベルリンであったことは私の間違いだと思う。二度とそんなことは起こらないだろう。人生における10の決定がすべて正しいわけではない。最も重要なことはミスを減らしていくことだ」とし、二度と同様のミスを犯さないという意思を表わした。
そしてもう一つの問題は、クリンスマンが韓国に“常駐”するか否かだ。
クリンスマンはドイツ代表監督時代過去、ドイツではなくアメリカに常駐し、戦術や練習は当時ヘッドコーチだったヨアヒム・レーブが担当していた。
このことについてクリンスマンは「私は韓国代表の監督なので、ほとんどの時間を韓国に常駐しながら過ごすつもりだ。 韓国の人々と文化の体験に期待している」と強調した。
ただ、コーチのアンドレアス・ヘルツォーク、パオロ・ストリンガラは韓国に居住せず、海外組がプレーするヨーロッパなどに常駐するという。
このように、クリンスマンは懸念と心配を払拭する考えを明確にし、「監督という地位は試合と結果で評価される。良くない結果だと、この場にいるのは難しい。正しい方法で信頼を勝ち取る。短期的な目標は2023AFCアジアカップ優勝で、中長期的には2026北中米W杯ベスト4」と誓った。
(構成=ピッチコミュニケーションズ)
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