WBCが盛り上がる一方で…韓国プロ野球選手の“学生時代のいじめ疑惑”裁判がドロ沼化

キム氏は校内暴力のMeToo暴露が活性化していた2021年3月、チョ氏とモバイルメッセンジャーでこれと関連した話を交わした。チョ氏が先にいじめ被害の暴露を明かすと、キム氏は「我慢していたものが爆発したな」と返答。キム氏はこれを思い出し、「私と被害者の皆が学生時代に体罰を受けていたので、それを言っているのかと思った」と明らかにした。

続けて「イ・ヨンハが恥ずかしい歌やリズミカルな動きをさせるのも見たことがある。イ・ヨンハだけでなく、ほかの先輩たちもさせていた」と証言した。

イ・ヨンハが被害者の名前を呼んだ際、「乳頭」という返事を強要したのを見たかという尋問には、「よく思い出せない。リズミカルな動き程度だったようだ」と伝えている。

キム氏もまた、イ・ヨンハからいじめ被害を受けたと主張。「イ・ヨンハが私の名前を呼ぶとゴブリンですと答えた。ただリズミカルな動きや歌は強要されなかった。ゴブリンと言えば済んでいた」と述べた。

イ・ヨンハ

イ・ヨンハが2015年2月に台湾で訓練していた当時の“体罰容疑”については、「体罰を受けたことは覚えている。正確には何のために怒られたのか分からない。被害者と同じ部屋を使っていたが、イ・ヨンハが部屋に何度か訪れたことがある。理由はよくわからない。部屋でいじめられたことはない」と証言を続けた。キム氏は当時、チョ氏のルームメートだった。

それとともに「当時集合させられたようなのだが、どんな先輩がさせたのかは詳しく分からない。1年生の後輩たちをうまく管理できなかったり、他の友達がミスをした場合、集まったりした。基本的なことができなければそうしていた」と付け加えた。 

ほかにもキム氏はイ・ヨンハの“ラーメン恐喝”についても「韓国からラーメンやインスタントの食事などの間食を持って行った記憶はない。足りなければホテル周辺の店に行って買っていた。また足りない人が先に持って行って、後で買ってあげたり返したりした」とし、先立って公開された被害者およびほかの証人たちとは違う証言をしている。

さらに、「イ・ヨンハからラーメンのパシリなどを命令されたことはなかった」と一線を引いた。

イ・ヨンハの学生時代のいじめ疑惑とは…

 

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