クァク・ビンは回転数の高い速球とチェンジアップを主な武器とするが、チェンジアップを投げる分にはWBC公認球の方が適していると言う。
「ほかの変化球はわからないが、チェンジアップはボールが少し滑りやすく、(KBO公認球より)もっと抜けやすい感覚がある。今日は(ヤン・)ウィジ先輩の注文通りに投げたが、チェンジアップが上手く落ちる感じを受けた」
目標は17年前のアイドル、パク・チャンホの活躍を再現することだ。パク・チャンホは2006年の第1回WBCで大会最多セーブを記録し、優秀選手に選ばれた。
奇遇にも、クァク・ビンが今回着用する背番号はパク・チャンホも当時着用した「61」だ。
「パク・チャンホ先輩が2006年WBCで投げたあの姿をお見せしたい。当時のWBCを完全には覚えていないが、それでもパク・チャンホ先輩が活躍したことは知っている。何度か映像も見た」とクァク・ビンは声を高めた。
パク・チャンホは2006年WBCで先発、リリーフを問わずオールラウンドに活躍した。リリーフで“必勝組”の役割を果たしたかと思えば先発登板もするなど、韓国のベスト4入りに大きく貢献した。クァク・ビンもレジェンドと同じような活躍を夢見ている。
高校時代は大谷同様“二刀流”で活躍したことから、「韓国高校野球の大谷翔平」とも呼ばれたクァク・ビン。
プロ入り後は投手に専念している“元二刀流”は、「自分にとって今回が初めての国家代表の大会だ。自分もチームメイトたちも皆、良い成績を期待している。リリーフ登板が負担になるかもしれないが、監督の指示があればいつでも投げられるように準備したい」と、パク・チャンホ同様オールラウンドな活躍を披露することを誓った。
(構成=ピッチコミュニケーションズ)
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