韓国代表では前日の15日、DFキム・ミンジェ(26、ナポリ)の入国時にも人がごった返し、空港を離れるまでに苦労を要した。
このため、今回のソン・フンミン入国にあたっては韓国サッカー協会(KFA)関係者が5人も同行した。なかには初めて選手の入国に同行した関係者もいたほど、徹底的な準備が施された。
地元警察もソン・フンミンの動線を徹底的に守り、ソン・フンミンが出口に出た後は一斉にドアを塞いだ。これにより、一部取材陣はドアを通過できず、ソン・フンミンが車に乗る場面を窓から眺めるしかなかった。
取材陣と現地ファンに笑顔であいさつしたソン・フンミンは、自身のコンディションについて「まだ申し上げることはできない。負傷の経過を見守らなければならない」と明言を避けた。
そのうえで、「常に話していることだが、自分の位置でできることだけに最善を尽くす」と強調するとともに、「チームメイトたちと忘れられないW杯を作って帰りたい」と伝えた。最後は気さくに手を振りながら、車へと乗り込んだ。
ソン・フンミンは直ちに韓国代表の宿泊するホテルに移動した後、午前中のトレーニングに合流する予定だ。
これにより、W杯メンバー26人+予備エントリー1人(オ・ヒョンギュ)の計27人の選手全員がカタール入りした韓国代表。ソン・フンミンは眼窩骨折による手術の影響で出場が不透明な状況にあるが、本大会までに少しでも回復することを願うばかりだ。
なお、グループHに入った韓国代表は、11月24日にウルグアイ代表、28日にガーナ代表、12月3日にポルトガル代表と対戦する。
(構成=ピッチコミュニケーションズ)
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