天野は去る1日に行われた第34節仁川(インチョン)ユナイテッド戦の前半31分頃、相手選手とボールを争う過程でスパイクの裏で相手の膝を踏むファウルを犯した。
当時、主審は天野にイエローカードを提示したのみで終わった。なお、試合は後半13分に天野が今季9点目となるゴールを決めるなどし、蔚山現代が3-0で勝利している。
ただ、韓国サッカー協会(KFA)審判委員会は試合から数日経った5日に開いた評価小委員会で、「天野の行為は相手の安全を脅かす反則行為に該当する。本来は退場が適用されなければならない」と評価した。
その後、連盟賞罰委員会はKFA審判委員会の評価結果及び連盟技術委員会の意見を統合し、天野に2試合の出場停止を課すことで決定した。
今季に横浜F・マリノスからのレンタル移籍で加入した天野は、現在までリーグ戦で29試合9ゴール1アシストを記録するなど、蔚山現代の攻撃の要として活躍を続けていた。しかし、今回の事後懲戒によってシーズン終盤の重要な連戦を欠場することになった。
なお、蔚山現代は第34節終了時点で勝ち点69の首位とし、勝ち点64で2位の全北現代とはわずか5ポイント差。明日(8日)の第35節では全北現代との直接対決を迎えるが、ここに来て日本のテクニシャンが不在のまま戦うことになってしまった。
(翻訳・編集=ピッチコミュニケーションズ)
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