サッカー韓国代表のDFチャン・ヒョンス(FC東京)が、2014年の仁川(インチョン)アジア大会で金メダルを獲得して兵役免除の恩恵を受けた後、遂行しなければならないボランティア活動の確認書をねつ造したと認めた。
韓国サッカー協会は、チャン・ヒョンスを11月に予定している2度のAマッチのメンバーから外すことにした。チャン・ヒョンスは嘘つき疑惑まで浮上しており、追加懲戒もあり得る。
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国会国防委員会所属のハ・テギョン議員(正しい未来党)は10月28日、「兵務庁の国政監査で偽りのボランティア活動証明資料を提出し、物議をかもしたチャン・ヒョンスがねつ造を認めた」と明らかにした。
チャン・ヒョンス側は同26日、体育要員のボランティア管理・監督を担当する文化体育観光部(日本の省に相当)傘下の国民体育振興公団に連絡を取り、ボランティアの実績を水増ししたことは事実だと語った。
チャン・ヒョンスは、2015年6月30日に改正された兵役法によって、体育要員に編入された。基礎軍事訓練を受け、体育分野で3~4カ月間勤務し、特技を活用した544時間のボランティア活動を行わなければならない。
チャン・ヒョンスは昨年冬、母校のサッカー部を指導したとして写真などの確認書類を提出したが、これがかなりねつ造されていたことがわかった。ハ・テギョン議員が確保した資料によると、それぞれ異なる日に練習したと主張した写真2枚の服と雲の形が同じだった。
ハ・テギョン議員は、「チャン・ヒョンスがボランティア活動をしたと主張した日のなかには、大雪で練習が不可能な日もあった」と話した。
10月10日にあるテレビ報道を受け、この問題が初めて明らかになった際、チャン・ヒョンス側は兵務庁に送った資料にミスがあったと主張したが、結局ねつ造を認めた。
ハ・テギョンハ議員側は、「文化体育観光部が兵役法に基づき、ボランティア実績を虚偽に報告したチャン・ヒョンスに、義務服務期間が5日延長される“警告処分”を与えると伝えた。韓国サッカー協会にも懲戒を要請した」と明らかにした。
兵役関連のトラブルは、韓国国民が最も反感を抱くものだ。