韓国Kリーグ1(1部)の全北現代(チョンブク・ヒョンデ)モータースは9月1日、元韓国代表MFパク・チソン氏がテクニカルディレクターに就任することを発表した。
【注目】完全敵地の埼スタは「素晴らしい経験だった」全北現代DFの回想
現役時代に京都パープルサンガ(現・京都サンガF.C.)やPSVアイントホーフェン、マンチェスター・ユナイテッドなどで活躍したパク・チソン氏は、昨年1月に全北現代のアドバイザーに就任。
トップチームからユースまですべて合わせたクラブ全体の運営哲学の樹立、さらには中長期的プランの構築に大きく貢献した。
入閣2年目の今シーズンは新たに立ち上げたBチーム(K4リーグ所属)の運営や若手の育成のほか、トップチームの戦力強化にも積極的に関与。
去る8月18日に浦和駒場スタジアムで行われたアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)決勝トーナメント1回戦の大邱(テグ)FC戦では、直接現地を訪れトップチームの選手のプレーを見守っていた。
パク・チソン氏は今後、テクニカルディレクターとして選手構成総括を務め、選手の評価や選手構成に直接携わる。
また、トップチームの戦力強化だけでなく、選手とフロントをつなぐ架け橋の役割、ユースのシステムや方向性の設定など、アドバイザー時代より多くの面で幅広く業務を担う予定だ。
パク・チソン氏はテクニカルディレクター就任に際し、「今後も全北現代に携わる事ができて嬉しい。Kリーグと全北現代について深く知ることができただけに、全北現代がより良いクラブになれるよう努力していく」とコメントを伝えた。
なお、普段は英ロンドンに居住するパク・チソン氏は、アドバイザー時代と同じく非常勤職でテクニカルディレクター職を務める予定だ。
8月25日に埼玉スタジアム2002で行われたACL準決勝では、浦和レッズと延長戦までもつれる激闘を演じ、PK戦の末に敗れた全北現代。5連覇中のKリーグ1では首位の蔚山現代(ウルサン・ヒョンデ)と勝ち点9差の2位に位置している。
■全北現代の元Jリーガー「浦和ファン・サポーターが僕らに拍手をしてくれた」
前へ
次へ