世界のサッカー界のレジェンドたちは、韓国代表の善戦を予想している。
8月24日、ソウル汝矣島(ヨイド)のザ・現代(ヒョンデ)ソウルで行われた「FIFAワールドカップ2022トロフィーツアー」にはサッカー界の豪華レジェンドが集結。
現役時代に“悪魔の左足”と呼ばれた元ブラジル代表FWリバウド氏をはじめ、元韓国代表の“生きる伝説”ことチャ・ボムグン氏、パク・チソン氏らが参加した。
トロフィーツアーはW杯優勝トロフィーの実物を公開するイベントで、8月19日のスイス・チューリッヒにはじまり、11月までカタールW杯本大会出場国を巡回する予定だ。アジアでは韓国が初の訪問国となった。
イベントに参加したリバウド氏は韓国との縁がある。2002年日韓W杯でブラジル代表だった彼は、中心選手として活躍して代表を優勝に導いた。ちょうど20年前にW杯王者になった主人公だ。
リバウド氏は「W杯はすべての選手たちの夢だ。再びW杯を目の前で見ることができて嬉しい。2002年には我々が優勝した記憶がある」とし、「(2002年日韓W杯で)韓国もベスト4入りを果たした。今回も同じ結果が実現すると期待している。ベスト4入りの経験もあるし、今はとても素晴らしい監督と選手たちがいる。今回もその栄光を叶えられるのではないだろうか」と韓国代表の前線を予想した。
例えリップサービスとはいえ、韓国の立場としては気持ちの良いコメントだ。リバウドは続けて「今回も優勝できれば良いが、W杯優勝は本当に難しいことだ。常に準備された選手たちが戦うので自信はあると思うが、ライバル国を侮ることはできない」と、母国ブラジルの6度目の優勝が決して簡単ではないことを伝えた。
続けてチャ・ボムグン氏は、「トロフィーを見ると胸が躍る。先輩たちが種を蒔いてくれて、後輩たちが頑張っている。W杯前に予想するといつも外れていた。ただ、誰しも希望は大きく持った方が良い」とし、「もう一歩進む跳躍の機会になることを願う。私はベスト8入りを望んでいる」とし、韓国代表が国外開催のW杯で史上最高成績を挙げることを予想した。
また、韓国代表選手におけるW杯最多得点記録(3ゴール)を持つパク・チソン氏は「客観的戦力で見れば、ベスト16入りできる確率は高くないと思う」としつつも、「ただ、サッカーボールは丸い。2002年も、誰も我々がベスト4に進めるとは予想していなかった。自分たちがどれだけ努力できるかによって変わってくる。国民の一人として私も一緒に応援したいし、良い成績が出ることを願っている」と明言を避けた。
最大の関心事は、今やワールドクラスの選手に生まれ変わったFWソン・フンミン(30、トッテナム)の活躍だ。
チャ・ボムグン氏は「ソン・フンミンと比較されること自体が光栄だ。私も質問をたくさん受ける。私の時代には私が一番上手だったし、パク・チソンの時代にはパク・チソンが一番だった。今はソン・フンミンが最高だ。ソン・フンミン、ファイティン!」と愛情のこもったエールを送った。
パク・チソン氏は、「ソン・フンミンがW杯初出場で1ゴールを決め、2度目の出場で2ゴールを決めた。今回は3ゴールを決められるだろうし、当然、最多得点記録を塗り替えられるはずだ」とし、「ソン・フンミンが韓国代表選手のW杯最多得点者となれるだろう」と伝えていた。
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