韓国プロサッカーのKリーグに2023年から歴代24番目のクラブとして参入する清州(チョンジュ)FCが、初代監督としてチェ・ユンギョム氏を招へいした。
清州FCは6月27日、初代監督にチェ・ユンギョム氏を選任したことを発表した。
クラブは「25日に緊急監督選抜委員会を開催し、3人の監督候補を選択したなか、チェ・ユンギョム監督が最も高い支持を受けた」とし、「翌日にチェ監督本人と協議して決定した」と伝えた。
チェ監督の清州FC内定説は、先週末からサッカー関係者の間で伝えられていた。
クラブの監督選抜委員会は、元サッカー韓国代表で清州大成(テソン)高校サッカー部監督25年目のナム・ギヨン氏が委員長を務め、清州大学サッカー部のイ・グァヌ監督、清州市サッカー発展委員会のイム・ヨンサム委員長、西原(ソウォン)大学レジャースポーツ学部のシン・ジンホ教授、清州FC幹部2人らによって構成された。
委員会は当初、チェ監督をはじめとし、直近までKリーグで指揮を執ったA監督などを新監督候補に据えていた。そのなかで、選手やコーチ、監督などをあまねく経験したこと、安定的なリーダーシップ、直近2年間でKリーグ技術委員として複数チームの試合評価、戦術研究など内政を積んで視野を広げたことに注目し、チェ監督を選んだ。
K-POPボーイズグループSHINeeのメンバーであり、Kリーグのアンバサダーとしても活躍するミンホの実父としてよく知られたチェ監督は、現役時代にディフェンダーとして活躍。済州(チェジュ)ユナイテッドの前身である油公(ユゴン)コッキリで1986年にプロデビューし、1992年の引退までワン・クラブ・マンとして通算162試合に出場した。
引退後は1993年から指導者に転身。油公コッキリのトレーナー、コーチを経て2001年に富川(プチョン)SK(済州ユナイテッドの前身)の監督に就任し、以降は大田(テジョン)シチズン(現・大田ハナシチズン)、ホアンアイン・ザライFC(ベトナム)、江原(カンウォン)FC、釜山(プサン)アイパーク、済州ユナイテッドで監督を歴任。2020年からはKリーグを管轄する韓国プロサッカー連盟の技術委員を務めていた。
清州FCは去る6月23日、韓国プロサッカー連盟理事会でKリーグ参入の承認を受けた。
現在はセミプロのK3リーグ(3部相当)に所属する清州FCは、来季から85万人の清州市民、160万人の忠清北道(チュンチョンブクト)民を代表するプロサッカーチームに生まれ変わる。
清州FCは近日中に事務局の構成を終えた後、新監督と来シーズンに向けたスカッドの構想、ユース育成システムなどについて討議する予定だ。
前へ
次へ