チョン・ウヨン(19)がバイエルン・ミュンヘンを離れ、SCフライブルクに移籍した。ペク・スンホ(22・ジローナ)とイ・ガンイン(18・バレンシア)もプレーできる新しい居場所を探している。
フライブルクは6月19日、クラブホームページを通じて「韓国のトップタレントを獲得することになった」と、チョン・ウヨンの加入を正式発表した。
チョン・ウヨンも「新しい挑戦への期待が大きい。バイエルン・ミュンヘンに感謝の意を伝え、フライブルクで成功したシーズンを送りたい」と述べた。
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チョン・ウヨンの移籍は、すでに既成事実化していた。昨年11月のベンフィカ戦に途中出場し、バイエルンで1軍デビューしたチョン・ウヨンだったが、スター選手が並ぶ「名門」バイエルンの1軍に彼の居場所はなかった。
それでもチョン・ウヨンは昨シーズン、バイエルン2軍で31試合に出場。13ゴール、9アシストと大活躍した。チョン・ウヨンがチームで重要な役割を果たしていたため、バイエルンは彼をU-20ワールドカップに送らなかった。
U-20ワールドカップ準優勝メンバーに名を連ねることができなかったチョン・ウヨンは、一足早く来シーズンの行き先を決めた。フライブルクでは、バイエルン時代よりも多くの出場機会を得ると思われる。
バイエルンとの関係も有効だ。数年後に決められた金額で連れ戻すことができる“買い戻し条項”が含まれていることがわかった。バイエルンもチョン・ウヨンの能力と可能性を注意深く見守っていると解釈することができる。
チョン・ウヨンだけでなく、イ・ガンインとペク・スンホも出場機会を増やせる新たな所属チームを調べている。
イ・ガンインは昨シーズン、バレンシア1軍のレギュラー争いに押され、ほとんど出場機会を得ることができなかった。リーグ3試合出場にとどまっており、それさえも先発出場ではなかった。
U-20ワールドカップで2ゴール、4アシストを記録し、ゴールデンボール(大会MVP)を受賞したイ・ガンインは、スペインのレバンテ、オランダのアヤックスやPSVアイントホーフェンからラブコールを受けている。
6月のイラン戦で鮮やかなA代表デビューを飾ったペク・スンホも、悩みは深い。昨シーズンは所属するジローナで、これといったチャンスをつかめなかった。契約期間は1年残っているが、残留と移籍の判断に苦心している。
試合出場経験がそのまま成長につながる年齢の選手たちだけに、重大な岐路に立っている。
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