2023年のアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)から外国人枠の拡大を求める声が挙がっているようだ。韓国メディア『news1』が11月29日までに報じている。
同メディアによると、中国メディア『シナスポーツ』は同日、サウジアラビアサッカー協会がACLの外国人枠を「5+2(5人+アジア枠2人)」に拡大するようアジアサッカー連盟(AFC)に提案したと報じた。
現行のACLでは、外国人枠は「3+1(3人+アジア枠1人)」となっている。各クラブは各国リーグでそれぞれ異なる外国人枠のもと国内大会を戦うが、ACLでは全クラブ統一で「3+1」の制度を守らなければならない。
『シナスポーツ』は「サウジ側の提案がなかったとしても、外国人枠は近い将来にいかなる方式であれ拡大改変されるだろう。それが世界的な傾向だ」とし、「AFCは年内に新たな外国人枠導入を議題に会議を進める予定だ。サウジ側が提案した“5+2”は実現しない可能性が高いが、“4+1”や“5+1”などは十分に可能性がある」と、外国人枠拡大は既定路線であるとの意見を伝えている。
なお、外国人枠拡大を提案したサウジアラビアの国内リーグでは、最大7人まで外国人選手が同時にプレーすることができる。
例えば、今季ACLで優勝したアル・ヒラルは、元韓国代表DFチャン・ヒョンス(30)をはじめ、元フランス代表FWバフェティンビ・ゴミス(36)、マリ代表FWムサ・マレガ(30)、ペルー代表MFアンドレ・カリージョ(30)、アルゼンチン代表ルシアーノ・ビエット(27)、ブラジル人MFマテウス・ペレイラ(25)、コロンビア代表MFグスタボ・クエジャル(29)といった代表レベルの外国人選手を保有している。
だが、ACLでは国内リーグより少ない外国人枠のため、浦項(ポハン)スティーラースとの決勝ではチャン・ヒョンス、ゴミス、マレガ、ペレイラのみが出場していた。
ちなみに、Kリーグの外国人枠は「3+1+1(3人+アジア枠1人+東南アジア枠1人)」で、GKのみ外国人選手の獲得が禁止されている。
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