韓国代表FWファン・ウィジョ(29)はこのままボルドーに残留するのだろうか。
かつてガンバ大阪に在籍したファン・ウィジョは、今夏の移籍市場でボルドー退団が噂された。
昨シーズンのリーグ・アンでは、チーム最多の12ゴールを記録する活躍を披露。財政難に苦しむボルドーの立場からしても、ファン・ウィジョを売却して移籍金を確保する計画だった。
しかし、欧州ほとんどのリーグで移籍市場が締め切られた9月になっても、ファン・ウィジョ移籍のニュースは聞こえてこない。
そんななか、ボルドーのジェラール・ロペス会長は9月2日(日本時間)に行われた記者会見で、ファン・ウィジョに対する考えを明らかにした。
ロペス会長は「ファン・ウィジョ獲得のための大型オファーがあったのは事実だ。ただ、チームとしてファン・ウィジョは重要な選手であったため、よほどのオファーがなければ送り出すことができなかった」と説明した。
実際、移籍市場の終盤にはスポルティング(ポルトガル)と交渉が進展したものの、結局は難航して破談に。「当該選手(交渉内容に含まれていたスポルティングFWジョヴァネ・カブラウ)が最終的にフランス行きを拒否した。そのため、交渉が成立しなかった」とロペス会長は明かす。
まだ移籍市場が開かれているロシアリーグからはディナモ・モスクワがファン・ウィジョに興味を示したが、こちらは選手側が拒否して不発となった。
ファン・ウィジョは今シーズン、リーグ・アン3試合に出場するも未だ無得点。2日に行われた2022年カタールW杯アジア最終予選の韓国代表対イラク代表にも先発フル出場したが、ノーゴールに終わっていた。
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