アメリカのメジャーリーグ公式サイト『MLB.com』が、野球韓国代表について「金メダルを取ることも可能だが、選手リストの構成がやや複雑」と分析した。
『MLB.com』は7月27日(日本時間)、公式ホームページに東京五輪に出場する6カ国の戦力比較に関する記事を掲載した。
同メディアは韓国について、「元メジャーリーガーのチュ・シンスとオ・スンファンを除いて、8人の新人を選手登録枠に入れた。若さを重視しているようだ」とし、「メジャーリーグで2シーズンをプレーしたキム・ヒョンスは、2008年のオリンピックで金メダルを取ったし、2015年WBSCプレミア12大会MVPに選ばれた。サンフランシスコ・ジャイアンツでプレーした三塁手ファン・ジェギュンもリストに名前を上げた」と説明した。
特に『MLB.com』は、カン・ベクホとイ・ウィリの成績を指し、若手選手たちにフォーカスを合わせた。カン・ベクホは今季75試合、打率0.395、10本塁打、61打点を記録するなど、最高の活躍を広げた。イ・ウィリも先発ローテに入り、14試合4勝3敗、防御率3.89と役割を果たした。『MLB.com』は「19歳の先発投手イ・ウィリは防御率3.89で、制球に苦しむことがある」と予想した。
またベテラン捕手デュオにも言及し、「プロ18年目のカン・ミンホと、ベテランのヤン・ウィジがいる。ヤン・ウィジは今シーズン、打率0.348、20本塁打を記録した。すべてのポジションで驚異的な数字だが、捕手としてはさらに信じられない数字だ」と驚いた。
最後に『MLB.com』は、「韓国は金メダルを取れないかもしれないが、才能のある若い選手が多く、彼らが発展することで未来を準備することができる」とし、「ジェイソン・ベネッティ(シカゴ・ホワイトソックスの中継担当キャスター)は、韓国が金メダルに輝くと信じている」と伝えた。
また、『MLB.com』は韓国の初戦相手であるイスラエルと、開催国である日本も分析した。
イスラエルについては、「競争では弱者だ。それでも異変を起こす才能のある選手たちもいる。メジャーリーグ出身の二塁手イアン・キンズラーは、間違いなく中心人物である」と評価した。
日本については、「ダルビッシュ有や大谷翔平のようなメジャーリーグ選手がいなくても、日本は強力だ。したがってランキング1位でトーナメントに進出しても驚くべきことはない。スター選手でいっぱいだ」とし、「ホームでの利点と才能のある選手たちで金メダルを持っていったとしても、驚く人はいないだろう」と高く評価した。
なお韓国は来る7月29日にイスラエルと対戦する。
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