今回の2020東京五輪では日本で開かれるだけに、種目を問わず「韓日戦」が注目カードになる可能性が高い。早くから予見されていたことであるため、韓国と日本選手団とも「必勝」を誓っている。
最も関心の高いのは野球だろう。両チームが対戦する場合、いつにも増して熾烈な試合が予想される。
振り返れば、いつも韓日戦は熾烈だった。
2006年WBCの時からそうだった。 イチロー発言で過熱した韓日戦は毎試合ドラマのようでもあった。
当時活躍した選手たちは国民から支持を受けた。牽制球でイチローを一塁に釘付けにしたポン・ジュングンに「烈士」という修飾語が付き、ダイビングキャッチで勝利に貢献したイ・ジンヨンは「国民の右翼手」と呼ばれた。
2008年北京五輪の準決勝の時も、韓日戦は名勝負を演出した。最精鋭メンバーが出場した日本を相手に、韓国代表は苦戦した。
だが、8回にイ・スンヨプの本塁打で形勢を覆し、劇的な逆転勝ちを収めた。決勝に進んだ韓国代表はキューバを破って、史上初の金メダルを獲得した。
その後生まれた国際大会でも、韓国と日本は二転三転しながら熾烈な試合を繰り広げた。
最近行われた2019年WBSCプレミア12決勝戦で日本と対戦した韓国は、3-5で敗れた。 そのときの日本代表の指揮官も稲葉篤紀監督だが、彼は満足していない。北京五輪の時、韓国に敗れた痛みがあるからだ。
当時、韓国を指導していたキム・ギョンムン監督、カン・ミンホ、キム・ヒョンスらについて言及し、「韓国を倒さなければ金メダルはない」と語り、東京五輪での雪辱を誓った。
一方の韓国代表には2019年プレミア12準優勝に終わった痛みを覚えている選手がいる。 その中のひとりであるカン・ベクホは「プレミア12のときに負けたので残念だった。 今回の五輪では悔しさを晴らすことができるよう、最善を尽くしたい」とし、日本の「心臓」とも言える東京に太極旗を立てることを誓った。
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