元ガンバ大阪の韓国代表FWファン・ウィジョ(28、ボルドー)が、現地メディアからさらなる活躍を切実に期待されている。
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ボルドー地元メディア『Girondins4Ever』は4月14日(日本時間)、「ファン・ウィジョのおかげで、ボルドーにはわずかながら希望の光が差している」と伝えた。
フランスのリーグ・アンに所属するボルドーは、第32節まで終えて10勝6分16敗の勝ち点36で20チーム中15位とし、特に直近では3連敗を喫するなど不調に陥っている。リーグ戦残り6試合の時点で、降格プレーオフ圏内の18位ニームとの勝ち点差はわずかに「6」だ。
そんな中、ファン・ウィジョは直近4試合で5ゴールを決め、低迷するチーム状況で1人気を吐いている。
2020年内はわずか2ゴールにとどまっていたが、今年に入って9ゴールをマーク。計11ゴールの活躍で得点ランキング11位タイにつけており、2021年内のゴール数ではパリ・サンジェルマンのFWキリアン・エムバペ(22)やモナコのFWウィサム・ベン・イェデル(30)と同等の数字を叩き出している。
また、ファン・ウィジョにはリーグ・アンにおける“韓国人選手最多得点記録”の更新も期待されている。現時点で同記録の保持者は元韓国代表FWパク・チュヨン(35、FCソウル)で、モナコ在籍時の2010-2011シーズンに12ゴールを決めている。
1881年に創設されたボルドーはフランス国内で2番目に長い歴史を持つクラブであり、過去リーグ優勝6度を誇る名門である。2部に降格したのは1990-1991シーズンが最後なだけに、約30年ぶりの降格は何としても避けたいところだろう。
ボルドーは次節、4月19日にホームでモナコと対戦予定だ。果たして、ファン・ウィジョは降格危機に瀕するチームを復調に導くことができるのだろうか。
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