小休止していたセントルイス・カージナルスのキム・グァンヒョン(33)が、再びマウンドに立つ。
レギュラーシーズンでの先発登板まで残された時間は多くないが、先発入りを見据えて実戦に臨むようだ。
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カージナルスのマイク・シルト監督は3月26日、MLB.comや地元メディアとのインタビューでキム・グァンヒョンの復帰を発表。シルト監督は、「来る28日、キム・グァンヒョンが2~3イニング程度投げる」と述べた。
続いて、28日のマイアミ戦での先発登板については、「まだ様子を見守らなければならない。 先発登板の可能性は排除しないが、確定したわけではない」と付け加えている。
キム・グァンヒョンは先日まで、背中の痛みを発症し、投球練習やオープン戦登板を中断していた。以後、治療に専念し、ブルペンでの投球練習やレギュラーシーズンに向けての準備を再開している。
カージナルスは既にジャック・フラハーティ、アダム・ウェインライト、カルロス・マルティネス、キム・グァンヒョンと、先発陣が4人まで確定した状況だ。つまり、先発投手としてオープン戦の投球数とイニング数さえ満たせば、すぐに先発陣に入ることができる。
ここで問題なのが残された時間だ。4月2日の開幕戦まで圧倒的に時間が足りないのだ。
28日の試合で2~3イニングを消化するとしても、そこからさらに1、2試合をこなさないと、先発投手としてレギュラーシーズンの試合に出場できない。先発投手の場合、オープン戦期間中に5、6回の実戦を消化するが、キム・グァンヒョンは背中の痛みにより、これまで2試合しか投げられていない。
開幕ロースター入りは不明だが、少なくとも28日のマーリンズ戦で健在であることを証明する必要がある。
キム・グァンヒョンは、登板した直近のオープン戦2試合では球速がやや落ちた姿を見せた。制球の乱れも重なり、初のオープン戦で0.2回を4失点、2回目のオープン戦でも2.1回を4失点と苦戦していた。
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